Christmas Seed
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2002年12月22日(日) 冬至まつりと、とこしえの樹。

クリスマスという、西洋のわくわくする行事から、
私たちが長年のあいだに選び取ったトップシンボルは?

私たちのクリスマスから、たったひとつのシンボルを
あえて選ぶとすれば、それは?

それはやはり、一年じゅういきいきと枝をひろげ、
だれにも親しめる「木」なのだと思います。
そう、クリスマス・ツリー。
サンタさんよりも、プレゼントよりも、
クリスマスケーキよりも、
赤と緑よりも、
聖なる象徴よりも。

それはただ一本の、みどりの樹。
これはきっと、偶然じゃありませんよね。

日本に暮らす私たちにとって、
クリスマスのシンボルは、かつての冬至まつりを連想させる、
常緑樹のツリー。
もみの木でなくてもいいんですよね。
杉の木でも鉢植えのコニファーでもいい。

一年でいちばん夜の長い日が終わり、
太陽が復活をはじめるころ。

私たちはなぜ、毎年毎年、あの緑の樹をかこんで、
さらにオーナメントや電飾で美しくかざりつけ、
とこしえの生命をたたえて飽きないのでしょう。

秋に葉を燃え上がらせ、冬を枯れ姿で過ごす落葉樹のなかにも
生命はとぎれずに宿っているのだと、
冬にも夏と同じ緑をしげらせる常緑樹をたたえながら
思い出すことが必要なのでしょうか。

私たちは、見えるものを信じこみ、
見えないものを簡単に忘れます。
外にあらわれなければ、ないものと考えます。

きらびやかなツリーは、
おおいなる生命の力を思い出し、
たたえるためのシンボル・・世界の中心にあるといわれる
とこしえの生命の樹を映した鏡なのかもしれません。

そう考えると、やはり、マイツリーのない
私のクリスマスは何かが欠けているのかも(笑)
(マーズ)


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