Christmas Seed
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2001年12月20日(木) |
Xmasを楽しむために(8) 「ちいさなもみのき」 |
「ちいさなもみのき」(The Little Fir Tree)は、 世界じゅうのこどもたちに読みつがれている アメリカ生まれのクリスマス絵本。
マーガレット・ワイズ・ブラウンの 思いやりにみちた文章と、 バーバラ・クーニーの描いた、 愛らしいもみの木。
森のはずれにたったひとりで育つ 小さいもみの木は、病気の男の子の待つ家で クリスマスツリーになりました。 きらきらした飾りにつつまれた、緑の希望。 もみの木の香りを部屋いっぱいにただよわせて。
でも、ちゃんと根っこを大事にくるんであるので、 冬のあいだだけ男の子の部屋にいたもみの木は、 春になるとまた、森のはずれに戻るのです。 そしてお互いに、大きくなるのです。
男の子のお父さんが、 もみの木を掘り出すときに、 決して斧で切らずに、うちへ来てねとお願いするところ、 また来年会おうねと森に帰すところが この絵本の人気のひみつかもしれません。 (マーズ)
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「ちいさなもみの木」 著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン / 絵:バーバラ・クーニー / 訳:上條由美子 / 出版社:福音館書店
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