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台風最前線    …2003年05月12日(月)

タカシの帰マレーシアを明日に控え、今日はカタワ抜きの3人で最後の晩餐を。 タカシからそう宣告を受けた時、幼少時から培ってきた俺の「避け難い嫌なこと」に敏感なセンサーはそれは見事な反応を示し、やはりその不幸な予感は的中しました。 両親が捕鯨のフォーメーションで卒業を間近に控えた26歳の独り娘を囲んで執り行われる家族会議のお題といったら就職のこと以外にありえません。

今月末に卒業、6月と7月はレジュメとポートフォリオ作り、8月は個展の最終準備→個展開催、それで学務はすべて終了、9月は某アーティストが講師を務めるNYでのワークショップに1ヶ月間参加、10月からクアラルンプールのタカシのところへ身を寄せてしばらくゆっくりしながら先のことを考えたい、それから帝国に戻って職を探すつもりであること、職種はまだ考えていないつうか俺のように何事も不得手なドキュソに勤まる仕事なんかあると思ってんのか、それってアレよ、ケサランパサランとかツチノコを見付けるより大変よ? それでツチノコを発見したのが婦女子だったらきっとツチノコの形状を陰茎に見立て命がけで獣姦に耽ると思うね、もう絶対。 ということを正直に打ち明けました。

「ただでさえ不況なのに美大の院なんて出ても普通のお勤めは無理でしょうね」
「君の場合は年齢もちょっと上だからなぁ、簡単にはいかないだろうね」
「絵に拘らなくてもいいんじゃないかしら?」
「教員免許をとって教えることも選択に入れてみたらどうだろう」
「何にしても楽しんで長く続けられるお仕事にしなさいね」
「そうだね、君は結婚できないかもしれないんだから」
「あなたはひとりでもしっかり食べていけるようにおなりなさい」


え、そうなの!? アタイ一生お嫁にいけないの!?

▲トツプパゲ