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2004年06月14日(月) 思ったことが溜まったので工夫なく普通に書きます。

理系の子と話す。コンピュータの構造は7つの層に分かれていること、画像の裏にはそのプロフィールとなる膨大なデータが隠れていることなどを教えてもらい、久々に「ああ!」という想像以上の感動をおぼえた。パソコンは本当に面白い。オタクが出るのも理解できる。

ここのところ、土日に外出して思っていたのは、渋谷も原宿も同じ店や同じ道、カフェにしか入らず何も発見がないなあということだった。先日、ウェンディーズ近くの路地でふと立ち止まり、「初めて6%ドキドキに来た時の、あの興奮を私は忘れているよなあ」とやたら寂しくなったのである。

今年の目標は「服とコンピュータ」。なんだかんだいってその選択は間違っていなかったいう気がしている。二つとも、けっこうキリがない。



近況を述べます。

ずっと楽しみにしている、オタール・イオセリアーニ映画祭の前売りを買った。3枚綴りだと1回はなんと1300円。すばらしい。『月曜日に乾杯』と、いつも朝はつぶやいて家を出るようにしている。イオセリアーニのように、明確に言いたいことがある人は非常に作品が作りやすいのだろうな、と思う。うらやましいな、とも。それが結局のところないので、私の文章は自分のことしか入っていない。



「バナナさんのメールは情報誌みたいだなあ、といつも感心しています。色んなおすすめ情報がぎっしりで本当に面白い。」
とても嬉しい感想をもらった。本を読んだり人と会ったり、音楽を聴いたり映画を見たり、旅をしたり、何かをするたびに立ち止まって考えることが習慣化していて、考えたことはなるべく人に伝えたいと思ってきた。最近は思考の過程の迷っているところまで、こうなんだけどどう?といちいち聞いていた気がする。でも結局そういうソウルフルな(笑)付き合い方が、人との間にひずみを生じさせるのは事実だと思うし、ギブアンドテイクの強迫観念にいつもとらわれてきたというのが正直なところなのだろう。

ただ、本を薦めるということだけはそういった「あげなきゃ、あげなきゃ、もっと」というところからは離れて、純粋な自分の楽しみとしてできていたように思う。ので久しぶりにお薦めの本でも書いてみようか、という気持ちになりました。(BRUTUSの次号は、「ブックハンティング」だって!絶対買っちゃうよ!!)



■やっぱりこの人がすき
町田康『つるつるの壷』(講談社文庫)

私が町田康と「深い仲」になりたいな、と思うのは、この色々と平気そうな人がいったいどんな平気でなさそうな顔をする瞬間があるのかを見てみたいという興味からである。



■なぜ写真家に惹かれるのか
大竹昭子『眼の狩人』(ちくま文庫)

東松照明の項に気になる一文を見つける。「自我の溶解は快感であると同時に痛恨でもあった」。根っこのところはこの人、私と同じ型の人かも、と恐れ多い感想を持った。



■ハメ撮りじゃなくてもハメてる写真てあるんすね
藤代冥砂、田辺あゆみ『もう家へ帰ろう』(ロッキング・オン)

最近、「異性に写真を撮られる」ということを経験して思ったのは、これはやばい行為だ、ということ。冥砂先生がポエミーなキャプションをつけてしまうことにも、妙に納得。



■村上春樹の新作までに読むものができた
ポール・オースター『孤独の発明』(新潮文庫)

人に対峙せず、常に自分を対象化し、ただ、ある場所を通り抜けてゆく男の話をオースターは書く。私がその種の人間に惹かれるのはきっと、「興味」に近い感情なのだろう。




(ほんとはもっと紹介したかったのですが、この日はこれで寝ちゃいました。)



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