この日記のRSSは下記のURLになります。
http://www.enpitu.ne.jp/tool/rdf.cgi?id=6723

2004年03月09日(火) 旅行日記 奈良

   

早起き。目を覚ますと、「ホー、ホケキョ」と鶯の鳴き声がした。7時過ぎに春日大社へお参りに行く。まだ朝もやがかかっているほど。今日は暖かい。

「ならまち」という小さな路地を歩き、カナカナというカフェで食事をした。「カナカナごはん」、1100円(いわゆるランチセット)。おから、漬け物、お豆腐などの素朴な小鉢とご飯、味噌汁。おいしい。食後にはコーヒーがつく。

運良く、窓際の畳の席に座れた。入り口にはフライヤーと、洒落た感じの本が並ぶ。こういう弥太郎っぽいカフェに必ずあるのが、『ロマンティックに行きようと決めた理由』。弥太郎先生教ね。結局、どこへ行っても本が気になる。売っているのかは分からないが、隣の棚に『やかまし村の子どもたち』を見つけ、突然欲しくなった。

二階は雑貨店になっているそうだが、この日は空いていなかった。「スタッフが足りないんで、週に開ける曜日が決まっているんです」とのこと。こんなすてきなお店なら、きっと働きたい人がたくさんいるだろうになあ。



   


東大寺まで歩く。大仏と鹿を見たのは中学校の修学旅行以来だ。と、そんなことを意識したのは沢山の修学旅行生と遭遇したから。白い肌と黒い髪がキラキラして見えた(そうじゃない子もいたけどね、むふふ)。母親が、「若い頃はスカート短くしたり、髪の毛茶色くしたりしないほうがいいのにねえ」とぐちぐち言っていた理由が分かってしまう歳になった。

二月堂には五時過ぎについてしまい、お水取りまで時間を潰すことに。本堂(大仏殿)の、右側にあるここのお堂は高台になっていて、上までのぼると奈良の町が見渡せた。

友人が、「ねえ、来て!」と言いながら階段を駆け上がるので何事かと思ったら、美しい日没と夕焼けがあった。オレンジから紫へ、グラデーションになった空と霞がかった山、黒く影になった奈良の町並み。こんなに素直に気持ちがいいと思える体験を偶然に出来るなんて、本当にすてきなことだ。

カメラを構えてぐずぐずしているうちに、オレンジ色の面積はどんどん小さくなっていく。こうして、毎日太陽が沈む。



6時を過ぎた頃から、「お水取り」を見るために人が増えてきた。お堂を見上げる形でなだらかな斜面に立つ。開始の7時が近づくにるれ、斜面は人混みで埋まっていく。夜の風はまだ寒くて、マフラーを巻いた。なんとなくまわりの人の熱で暖かい気がするのが救いだった。

私たちが見たのは、「おたいまつ」と呼ばれる行事。大きなたいまつを持ったお坊さんがお堂の端から端まで走り、火の粉を下の客席(?)に飛ばす。これが次々に11本登場。おたいまつの火の粉を浴びるとその年が健康に過ごせるのだとか。

ぼおっ、ぱちぱちぱち、と燃えさかるおたいまつが目の前(上)を走り抜けていく様子は本当に圧巻。火の粉が風に乗って私の頭の上にも降りかかってきて、「きゃー」と言いながら払う。でも楽しい。わくわくした。


 < 過去  INDEX  未来 >


バナナカレーログ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加