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2005年03月31日(木)
あはは。

おもちゃみたいだ。
手書きのへなちょこ絵をおいてみましたよ。
高校生くらいですね。(よく言いすぎか)。





 「だれかにあてた手紙」



  きみはいつも顔を噴火させている。
  なんでだろう、と考えた。
  多分きみの燃料は憤怒やプライドや外側の手なんだ。
  きっと。
  きみはいつも頭を噴火させている。
  舌を出して
  中指をおったてて
  わかりやすいポーズをしている。ように見える。
  それが若さで
  勢いで
  強さで
  多分ある種のひとたちにとっての魅力。
  きみは実際、魅力的なんだろう。
  おもしろい
  から見ていることにする。
  それが、多分ほんとうの対価。



  
  あなたはどうするんだろう
  20としの離れた人を好きになったら。
  奥さんと子供がいたら。
  あなたならどうするんだろう
  だれを参考にしても
  参考になんかなりはしないけれど。
  「にんげんとして好き」
  そんなわけのわからない事を言い聞かせる。
  とどめる、ということは少しだけ理性的だ。
  だけど馬鹿みたいでもある。
  
  あなたならどうするんだろう
  馬鹿みたいに足が向く
  それを人間として、に留めようとしている
  わたしを

  なくんだろうか
  あわれむんだろうか
  あなたの腕は
  抱きしめられたいことに正直だろうか


  わたしは
  だれにもあずけられずに
  いる



  
  おやすみ



  わたしの右腕の
  数パーセントは
  多分あなたの
  傷で埋まっている
  きっと
  そうじゃなかったらなにも書いていないんだ
  あの画期的な屋根!
  あれはわたしたちにぴったりだった
  物干しをつたって外に飛び出す
  グラミーも泳ぐ雨どい
  きっとそのうち、アロワナだって放してやれた
  憎いけれど
  それを知ったのも
  ナイフを持ったのも
  尖らせていたのも
  噴火口の素材の何パーセントかは
  ずっとあなたの所為だった


  だから、
  だからもう
  終わっていい


  もう、という許容範囲が
  いつか隙間だらけに
  許せるようになった


  もう、




  あの子の綺麗な寝顔を見ているうちに眠ってしまうベッド
  わたしの足が向くのは
  いつも絶対にあの子のところだ
  それはきっと全てで
  わたしは恋人が死ぬよりも
  あの子が死ぬ事のほうが恐ろしい
  20としのはなれた人につめたくされるよりも
  もう会えなくなるよりも
  あの子に会えなくなることのほうが悲しい


  おやすみ

  いとしいものたち

  ごうおうと流れる

  いとしくもないものたち




  おやすみ