今年花似去年好
WIPER! 泡茶日記



 七草粥と墨と硯と

 きょう一月七日は七草粥の日。実家では朝食に七草粥を食べるが、私もこちらの都内のアパートで1人で七草粥。昨夜炊いた白粥に、今朝小松菜などの青菜を入れて食す。本来七草粥の七草とは、なずな、せり、ほとけのざ、はこべ、ごぎょう、すずな、すずしろをさす。いまではスーパーでこれらの七草のセットが手に入る。おせちなどで疲れた胃にお粥はぴったり。
 お粥と玄米茶の超シンプルな朝食をとった後、きょうは撮影のためにお堀の向こうはすぐ皇居という千鳥ケ淵近くのスタジオへ。印刷物のスケジュール上、年始早々毎年撮影が入っている。本日は私達が“ブツ撮り”と呼んでいる商品の撮影。撮影カット数が少なかったので以外に早く終わり、夕方近かったが天気も良いので、ひさしぶりに内堀通りを靖国神社方面へ歩く。内堀通りが靖国通りにぶつかるすぐ左脇に、書道をたしなむ人なら知っていると思う平安堂という店がある。平安堂の筆などはあちこちでも手に入る。こじんまりとしていつも先客がいたことのない店内に入り、筆や墨、紙類などを物色。端渓の硯もある。100枚百円程度の半紙と奉書用の巻紙を買って帰る。
 今夜の夕食は白粥に既に用意してあった七草セットの青菜類を刻んで入れる。実はこれらって、ほんのり泥臭いので、儀礼として入れるだけで、既にゆでておいた小松菜も刻んでいれる。白い粥に青菜が入ると、翡翠のように美しい。実家から持たされてきていた昆布巻きや黒豆などと一緒にいただく。ちょっとだけ冷酒も飲む。
 食後は、ひさびさに墨を擦って書き初め。墨汁を使わず、水から墨をするのがやはり気持ちがひきしまり、墨の香りもほんのり清々しく香って良いものだ。墨は以前に平安堂で買ったもので“明珠”と書いてある。きょう平安堂で見て欲しいなと思った5千円くらいの筆、それと同じ太さの筆だがこちらは5百円。しかしなかなか書きやすい。弘法筆を選ばず、というのが浮かんだが、私はどんな筆でも書ける訳じゃなく、やはり安くても高くても、ちゃんと手入れした穂先が扱いやすくて手になじむ、書きやすいものが良い。
七草のセット


2005年01月07日(金)
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