今年花似去年好
WIPER! 泡茶日記



 おばさん聞き茶会(金萓茶)

 あっというまの土曜日。本日、小学校の郷土芸能クラブの練習では、篠笛の基礎を中心に教える。こどもたちの素直な取り組みが嬉しい。 運指法などを一通り復習したあと、簡単な運指でできるわらべうたを教える。
 さて帰宅してから家業の手伝いのピアノのレッスンの合間に飲んだのは、品種改良版の台湾12号と呼ばれる“金萓茶”。先日ネットで注文したもの。台湾の他の“高山茶”との違いをテイスティング! 比べる高山茶のほうは以前も書いたが香港・上環の英記茶荘でそこのおじさんに「阿里山附近」と言われた高山茶。母親と私の一致した見解は、“金萓茶”はなんだか大豆っぽいね、ということ。あまり良く無い茶葉だったのかしら??一方の高山茶のほうがバニラっぽい乳香。こちらのほうが好き。各種文献などでは金萓茶の香りはココナッツミルク、とかバニラ、とか書いてあったが、私は、どちらかというと大豆の香ばしさを感じた。“きな粉”っぽくもある。
 そんなところに、母の親しい友人がやってきたので、“金萓茶”、阿里山附近の“高山茶”、そして鳳凰單叢(ほうおうたんそう)の烏どん白葉の3種類を順にお出しして感想をお聞きしたり、茶壺(ちゃふー…中国茶のポット)からそれぞれの茶葉を出して、茶葉を見てもらった。
 一芯二葉の“金萓茶”の茶葉の匂いをしばらく嗅いだり眺めたりしていたおばさまは、「お茶をふかした時の匂いがする」とおっしゃる。「お茶をふかした」とは、摘んだばかりの新茶をまず蒸す、日本茶の製造工程のことを言ってらっしゃるのだ。そのおばさまは、若い頃お茶をつくった経験があるのだと言う。そう、中国茶の緑茶は釜煎りだが、日本の緑茶は蒸す。おもしろいことに、開いた“金萓茶”の茶葉はこの“蒸した茶”の匂いなのだと…。
 無発酵の緑茶は、中国茶と日本茶、方法の違いはあっても、すぐさま発酵をとめる加熱作業があるわけだが、軽発酵の青茶の金萓茶、これも発酵度が低いのだろう。
 …で、おばさまのお気に入りはやはり阿里山附近の“高山茶”でした。また次回、他のお茶取り揃えて聞き茶会しましょう、ということで楽しいひとときだった。

2004年06月12日(土)
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