今年花似去年好
WIPER! 泡茶日記



 アジサイと茶館(獅峰明前龍井など)

 かねてから予定し楽しみにしていた渋谷の某・茶館に、会社のSさんと出かけた。会社から渋谷に出る方法はいろいろあるのだけれど、渋谷の駅を出てから茶館に近い、ということで井の頭線に乗った。6時前に出たので、まだ明るく、電車の窓からすぐ手にとるように見える沿線のアジサイがとてもキレイで癒された。こんなアジサイの花を描いた茶杯とかがあったらいいな、などとぼんやり思いながら電車に揺られた。茶館のお茶もおいしかったけど、なんだか家に帰ってみると、あのアジサイが印象に残っている。
 茶館は器も茶葉も、たくさん種類があって、またまた物欲がふつふつ。三階にある茶館でいただいたのは、獅峰龍井の新茶と鳳凰單叢(ほうおうたんそう)の黄枝香。夕食がわりに茶粥と焼売を食べ、食べ終わる頃に店員さんが持ってきてくれた獅峰龍井の新茶(つまり獅峰明前龍井)、甘いよい香りと味わい。おいしい新茶! 黄枝香は鳳凰單叢らしいフルーティーな香りだが、割と軽めな味わいで、私はもう少し深みのある、重いほうが好き。
 ところで、ほんとに鳳凰單叢は種類が豊富。これまでに私が飲んだだけでも、鳳凰單叢の仲間は、黄枝香、芝蘭香、蜜蘭香、烏どん白葉、古單叢、八仙單叢、羣體單叢、玉蘭香…と、こんなにある。またシンセンの鳳凰單叢の店でいっぱい飲みたい〜。
 さて、渋谷の茶館では、コウモリと桃の絵が素敵な蓋碗をSさんが見つけてくださって、結局二人とも購入!そして今日初めてコウモリが桃などのようにおめでたいキャラ、ということを知った。店員さんになぜかと問うと、コウモリの中国語と福が同じ発音だからだと言う。そうだ、コウモリって、蝙蝠と書くから、一緒なんだわ。蝠…この字、つくりが福と同じで、発音も一緒なのだ。
 そのほか、私は新茶の文山包種などを買い、幸せな気分で帰途についた。文山包種についてはまた封を開けたときに…。

おうちに帰ってもまた泡茶!本日購入した青磁の茶杯で、祁門(キーモン)茶を飲む。

本日飲んだお茶
●獅峰明前龍井
中国茶6つの分類で“緑茶”。“明前”とは清明節(西暦で4月5日頃)の前に摘まれた茶につく名前。今年の新茶だけあって香りも甘味もふくいくと。何度もお湯を継ぎ足しても渋みは出てこない。緑茶の最高峰と言われる。
●鳳凰單叢・黄枝香
中国茶6つの分類で“青茶”。水仙種の鳳凰單叢は茶葉が大ぶり。黄枝香
の茶水の色は琥珀色。シンセンの鳳凰單叢専門店の人は日本人が好きなタイプ、と言ってた。鳳凰單叢の中では軽め。
●祁門
中国茶6つの分類で“紅茶”。ダージリンなどと並ぶ紅茶の銘茶。
蘭のような香りと言われている。

2004年06月10日(木)
初日 最新 目次 HOME