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■ 海老蔵襲名(觀音王・新茶)
 第十一代目海老蔵襲名。歌舞伎座の舞台の幕に十一代目海老蔵襲名と書かれている。朱の海老の絵は、お父様の團十郎が描いたものだそうだ。白地に墨と朱のみ、シンプルで潔いデザインが、海老蔵のイメージにぴったり! 今夜は歌舞伎座に、海老蔵襲名公演六月大歌舞伎の初日を母と見に行った。チケットを取るのがほんとに難しかったこの公演。会社の人のおかげでラッキ−にも手に入れることができた(Sさんありがとう〜)。 夜の部は3つの演目があって、海老蔵が出てくるのは最後の演目の“助六”。私は最初の演目「傾城反魂香」の主役をやった中村吉右衛門さんが好き(昔TVの鬼平犯科帳の長谷川平蔵をやった人)。ひと幕目が終わると、お楽しみのお弁当。きょうの演目にあやかってお寿司の助六でも良かったけど、奮発してなだ万のお弁当を買ってきた。2つめは尾上菊五郎、菊之助親子の「吉野山」。これは途中でその他大勢さんが出てきたとこで寝ちゃった…。若い菊之助の女形はほんとにきれい、清純派って感じの美しさ。玉三郎のような妖艶さが備われば、幅が広がるのになと思う。 さて、初代海老蔵は1600年代の人、そんな歴史の重みを一身に受けつつも、新海老蔵はいきいきと軽やかに、のびやかに演じていた。玉三郎は相変わらず、出てきただけでものすごいオーラ、ため息が出る。海老蔵の“助六”、助六の恋人・花魁の“揚巻”役の玉三郎、このあでやかな2ショットはまるで浮世絵から抜け出してきた様な、完璧な美しさだった。そしてまだ新之介だった1月の新春大歌舞伎の時よりも、さらに磨きがかかった海老蔵の立ち居振る舞い、艶っぽさ。ほんとに粋でかっこよかった。
 心も晴々としてくるよな爽快で粋な海老蔵を楽しんだ今夜は、武夷山の“觀音王”の新茶。新茶のさわやかに若い味わいを楽しみながら、今夜の芝居の余韻を楽しむ。青茶に属す觀音王だが、日本の緑茶のようなフレッシュさは、新茶ゆえ? 青茶も発酵度が低いものから高いものまで幅広いが、さらに新茶となると同じ茶でも、別のお茶と考えたほうがよいくらい、味わいが変る。関係ないけど、海老蔵、「おーい、お茶!」のCMやってたね…。
2004年06月01日(火)
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