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■ 香港大学美術館と茶館
 香港映画《瑠璃の城》でもロケ地ともなっていた香港の最高学府・香港大学。この大学の美術館内に茶館があると聞いていて、ぜひ行きたいと常々思っていたのだが、なかなか行けず、今回ようやくその念願が叶った。 茶藝に興味を持ったのは、数年前のマレーシアへの旅でクアラルンプルのチャイナタウンにある茶荘で初めて“茶藝師”と名乗る女性と出会い、彼女のレクチャーのもと功夫茶と出会い、そこでとりあえずのお道具(茶盤、茶壺、茶杯)と茶葉(安渓鉄観音)を購入。それまで、アジアの旅の中でいろんなお茶を飲んだけど、この中国茶の茶道にはすっかりハマった。以来、てきとーな独学で茶藝もどきを楽しんでいる。たしかに同じ茶葉でも入れ方しだいで、香りも味も変ってしまうのだ!!
で、香港大学の茶館だが、美術館の中のこれまた歴史的な調度に囲まれた茶館、ということで、長いこと憧れだった。でも香港に来るといつもあっちのイベント、こっちのイベント、そしてショッピング〜、ということでなかなか香港大学にまで足をのばせなかった。しかし、今回は、第一の目的にこの美術館&茶館訪問を据えたので、まっさきに出かけた。早めのランチを威霊頓街(Wellington St)のヒルサイドエスカレーター脇にある麥●雲呑麺世家でとり(雲呑麺28HK$)、Sohoをぶらぶらしながらタクシーを捕まえていざ香港大へ!!!「般咸道 香港大学東門」でなんとか通じました(英語で聞き返されたけど)。 上環をぬけて正街街市を過ぎて般咸道(Bonham road)を進む。タクシーが停まったところはまさに東門の真ん前。その上にそびえ立つ香港大学美術館。入場料無料。静かな館内、窓からこぼれ入るおだやかな陽射。印象に残ったのは墨絵(と言うの?)。孫星閣(1897-1996)さんという書家のかたの作品。彼の筆によるものは海老が描かれた作品がいっぱいあり、それがとても個性的で良かった。“孫氏的作品、構図独特、運筆雄健。”と紹介されていた。彼は“現代三大畫家”の一人なのだそうだ。題材にしているものはほかにもあるのだが、海老を扱ったものはとても生き生きとした筆致で好き!
●現代三大畫家 孫星閣(1897-1996) 呉昌碩(1844-1927) 高劍父(1879-1951)
 そして館内をゆっくりと見てまわり、ようやく最上階にある茶館“博寮茶座”へ。いきなり扉からして由緒正しき調度、という感じ。テーブルに座ると目にするものみな、歴史的な美術品。お茶を飲みながら清の乾隆帝の時代の観音像(?)を眺めることになる。ただし、惜しいかな窓がなく(美術品を置いているから?)のんびりふんわりとした気持にはなれなかった。 茶館が目的ではあったけど、美術館を見学して、その休憩に中国茶を飲んで休む、と考えれば納得。しかし、“博寮茶座”のおじさんはとても親切で穏やかな人。終始にこやかで、美術品のお部屋は緊張感あったけど、おじさんとのやりとりではなごめた。 ここでは、おじさんおすすめの“黄山毛峰”を飲む。ちょうど新茶、ということで、茶葉も見た目とてもみずみずしい感じで、香りもやさしいお茶だった。
●黄山毛峰 緑茶に分類される。標高800米の中国の名山と呼ばれる山・黄山で摘まれるお茶。
結局大学には4時近くまでいた。美術館&茶館のあとは大学生協を探してウロウロ。大学のいちばん西の學生會の建物のなかにある購買部でThe University of Hong Kongの名入りのノートなどを購入。どこからかレオン・ライとスー・チーちゃんが出てきそうな感じもするけど、学内にいる学生さんたちは、街中で見る若いコたちと同じだった。当たり前か。
大学の後は、上環にあるお茶やさん、地元のお菓子製造販売の《陳意齊》でお買い物。そして湾仔に移動して、台湾の歌星Jay(周杰倫)のOne2free(香港の携帯会社)のイベントでTさんと合流、香港映画《尋找周杰倫》の中でJayが自販機けとばしてたレストランでごはん、尖沙咀に戻って茶館に寄り、最後は去唱K(カラオケ)でEさんとも合流、と、昼間のゆったりとうってかわって怒濤の夜だった。
私の旅サイトアジア・コラムにも中国茶のことを書いた記事があます。↓ 好香!おすすめ中国茶の世界
2004年05月07日(金)
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