紙のお月さま

2012年12月09日(日) 1Q84

  ここは見世物の世界
  何から何までつくりもの
  でも私を信じてくれたなら 
  すべてが本物になる


 信じていればきっと本物になる

そんな願いを込めてこの日記を書き始めたのはもう10年近く前。


10歳で出会った同級生のふたりが会いたいと願い合い、もうひとつの世界でやっと20年の時を経て再会しふたりで元の世界へ戻る。

  定められた心にとっては
  それが長すぎるということはない
  もし二人が共に50歳に達していたとしても
  やはり今と同じように胸を激しくときめかせ
  同じように深く混乱していたに違いない
  同じ悦びと同じ確信を心に強く抱いていたに違いない


彼と出会ったのは11歳になったばかりの春。


こんなわたしと重ね合わせるのは間違っているけれど。
ずっしりと胸に響いて。
この小説との出会いが運命のように感じたり。

なんて・・こんなフシダラなわたしなのにね。

村上先生、ごめんなさい(笑)


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