オカン連れで、高知の牧野植物園に行った。 五台山の山腹にある園の入口までは細い一方通行の道で、 麓の登り口と下り出口は別の場所にあった。
黄砂で霞んではいたものの、眼下には一面に水田が広がっていた。 風は穏やかに、暑くも寒くもないお散歩日和。 庭園にはツツジをはじめ、様々な彩りの花が咲き競っていた。
こんまい花やねー。 小葉<こば>の三つ葉ツツジ言うんやって。
あれは桜ちゃうん? ウコンって書いとるけど・・・バラ科? 桜そっくりやのにね・・・あ、ほんなら桜もバラ科なんか。
ミツマタって和紙の原料のかな。 ホラ、枝が3つに分かれとろう。
松ぼっくりみたいなのは何やろ思うたら、 シャクナゲの蕾やったんやね。へぇー、こんなにして咲くんかな。
バニラの実がなっとるんは初めて見たな。花は夜咲くんやって。 ランの仲間なんか。成程、ほじゃけんなあ。
大きなオオカナメモチの木一面の花に、物凄い数のハチやアブが たかっていて怖かった(>_<)。 奇妙というか不気味さを誘う形もあって。サトイモ科の花とか ウツボカズラとか、ラフレシアの仲間のヤッコソウ(レプリカ)とか、 真っ赤なモールのような花がわさわさ垂れ下がったベニヒモノキとか。 猫の髭に猫の乳、博物学にはよくあることだけど 他に名付けようはなかったのかな(笑)。 屈んで見ると笠を被った和服姿が輪になったオドリコソウ、 眼前には咲き揃った小手毬、見上げれば京小物の図案のような楓。 たわわになった梅の実やタンポポの綿毛さえも可愛らしい。 植物に疎い僕だけでは絶対に行かない施設をひと周りするのに 5時間歩き回って飽きなかった。
唐突に遍路道が園内を横切っていたのは、不思議な感じがした。 隣に札所の竹林寺があって、植物園が後からできたんだろうけど(^ ^;)。 遊歩道から遠目にサギのコロニーも見えた。 サギ自体はよく見る種類ながら、数多く群れている姿は興味深かった。
行きは高速だったが帰りは下道で、道中、 郊外の峠道によくある果物屋で甘い八朔を手に入れて 柑橘類に目のないオカンはゴキゲンだった。 ただ一つ誤算と言えば、晩飯に寄った店のボリュームが 半端じゃなく多かったこと。 昼には園内のレストランで、お茶の企画展協賛のランチ (抹茶入りエビフライと紅茶入りハンバーグ、茶飯)を取っていたが、 混んでいて遅い時間だったので腹も減っておらず かなりキツかった(_ _;)。
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