用事で長崎に行った。 自宅の窓から重く垂れ込めた雲を眺めつつ 天気が悪かったら車にしようと何度も天気予報を確認して、 西の方は晴れの様子だったので単車で出ることに決めた。
ところがフェリーを降りてからも曇天で、高速に乗って間もなく霧雨に。 由布岳の山肌にはまだらに白い雪も見える。 車両甲板で下船を待つ間は汗ばむほどだった、カイロ仕込みに 保温素材のインナー&防水仕様のゴアテックスのアウターぐるみでも 忽ちに凍え上がってしまった。 単車の方も、真冬の夜中の高速でもなければ 滅多に経験しないオーバークールで、アクセルをひねると ストンとパワーダウンすること数回。 はぁ〜・・・ツイてないな〜・・・(_ _;)。 巻き上がる水しぶきと融雪剤でドロドロになり、引き返そうかと 挫けそうになる気持ちと闘いながら、それでも不思議なもので 停まって待とうとは露ほども思わなかった。 兎に角、早くやり過ごそうと走り続け、標高が下がって雨も止むと 少し余裕が出て、結局、給油休憩したのは佐賀に入ってからだった。
小腹の足しにあんまんと餃子まんを求める。 フワフワで温かい中華まんは、冬のバイク乗りの永遠の味方なり。 更にその少し先で、目的地近くのパーキングエリアにも立ち寄った。 奇食のHPの掲示板で名前が挙がっていた一品、 地元産のコーヒーで炊き上げた珈琲おにぎりを体験してみる。 こりゃ確かにコーヒーだ・・・後味がニガい・・・(=.=)。 こういう薬膳か何かだと言われたら、信じる人もいるカモ。 具の昆布との相性は悪くないけど、付け合わせのタクアンは どう考えてもミスマッチだろう(-_-;)。 と言うか、これは冷えた状態や焼いたりお茶漬けや牛乳粥にして 食べ比べたり、飲み物の相性を検証したりするのがいいかも知れんなァ。
高速を下りると、嘗て住んでいた町。 今でも僕はまだまだ未熟だけど、もっとずっと未熟で みっともないこともたくさんやったし、色んな人に迷惑をかけたり お世話になったりもした。思い出深い町である。 5年ほどの間に、道も信号も建物も増えていた。 ただ、街中の渋滞だけは相変わらずで。 僕が去る頃、改築工事が始まったばかりだった元職場も 素晴らしく巨大で綺麗な建物になっていて、昔の面影はなかった。 今、ここで働く職員にも、僕を知る人は殆どいないだろう。 子供の頃に経験した、生まれ故郷に立ち寄った時の喪失感に似た 寂しさを感じていたら、予報にはなかった夕立が降りだした。
暫し雨宿りの後、濡れた単車を乾かして もう、宿に入ることにした。 途中、晩飯を仕入れにスーパーに寄る。 僕が初めてベルギービールを買った店だが、 ここも随分様変わりしていた。 店を出ると再び降り始めた小雨に ブルーな気分のまま予約済みの ビジネスホテルにチェックイン・・・と、 ここで止め。 このホテル、隣で居酒屋も経営しているとのこと。 ・・・・・・ええわ、もう。 出歩く気せぇへんわ(- -;)。 今回、ホンマ噛み合うてないな〜・・・。 大体、何でか風の匂いがせんのよね〜。 本番は明日。いい風に出会えるといいなと思う、旅の早い夜だった。
今日の晩酌: “Carlsberg<カールスバーグ・グリーンラベル>”(デンマーク) 細かな泡だちでさっぱりと美味い。 “Newton<ニュートン>”(ベルギー) 青リンゴのビール。カクテル感覚で飲みやすい。
本日の走行距離:265km(うち高速250km)
|