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2006年02月11日(土) いつか来た道・前編

用事で長崎に行った。
自宅の窓から重く垂れ込めた雲を眺めつつ
天気が悪かったら車にしようと何度も天気予報を確認して、
西の方は晴れの様子だったので単車で出ることに決めた。

ところがフェリーを降りてからも曇天で、高速に乗って間もなく霧雨に。
由布岳の山肌にはまだらに白い雪も見える。
車両甲板で下船を待つ間は汗ばむほどだった、カイロ仕込みに
保温素材のインナー&防水仕様のゴアテックスのアウターぐるみでも
忽ちに凍え上がってしまった。
単車の方も、真冬の夜中の高速でもなければ
滅多に経験しないオーバークールで、アクセルをひねると
ストンとパワーダウンすること数回。
はぁ〜・・・ツイてないな〜・・・(_ _;)。
巻き上がる水しぶきと融雪剤でドロドロになり、引き返そうかと
挫けそうになる気持ちと闘いながら、それでも不思議なもので
停まって待とうとは露ほども思わなかった。
兎に角、早くやり過ごそうと走り続け、標高が下がって雨も止むと
少し余裕が出て、結局、給油休憩したのは佐賀に入ってからだった。

小腹の足しにあんまんと餃子まんを求める。
フワフワで温かい中華まんは、冬のバイク乗りの永遠の味方なり。
更にその少し先で、目的地近くのパーキングエリアにも立ち寄った。
奇食のHPの掲示板で名前が挙がっていた一品、
地元産のコーヒーで炊き上げた珈琲おにぎりを体験してみる。
こりゃ確かにコーヒーだ・・・後味がニガい・・・(=.=)。
こういう薬膳か何かだと言われたら、信じる人もいるカモ。
具の昆布との相性は悪くないけど、付け合わせのタクアンは
どう考えてもミスマッチだろう(-_-;)。
と言うか、これは冷えた状態や焼いたりお茶漬けや牛乳粥にして
食べ比べたり、飲み物の相性を検証したりするのがいいかも知れんなァ。

高速を下りると、嘗て住んでいた町。
今でも僕はまだまだ未熟だけど、もっとずっと未熟で
みっともないこともたくさんやったし、色んな人に迷惑をかけたり
お世話になったりもした。思い出深い町である。
5年ほどの間に、道も信号も建物も増えていた。
ただ、街中の渋滞だけは相変わらずで。
僕が去る頃、改築工事が始まったばかりだった元職場も
素晴らしく巨大で綺麗な建物になっていて、昔の面影はなかった。
今、ここで働く職員にも、僕を知る人は殆どいないだろう。
子供の頃に経験した、生まれ故郷に立ち寄った時の喪失感に似た
寂しさを感じていたら、予報にはなかった夕立が降りだした。

暫し雨宿りの後、濡れた単車を乾かして
もう、宿に入ることにした。
途中、晩飯を仕入れにスーパーに寄る。
僕が初めてベルギービールを買った店だが、
ここも随分様変わりしていた。
店を出ると再び降り始めた小雨に
ブルーな気分のまま予約済みの
ビジネスホテルにチェックイン・・・と、
ここで止め。
このホテル、隣で居酒屋も経営しているとのこと。
・・・・・・ええわ、もう。
出歩く気せぇへんわ(- -;)。
今回、ホンマ噛み合うてないな〜・・・。
大体、何でか風の匂いがせんのよね〜。
本番は明日。いい風に出会えるといいなと思う、旅の早い夜だった。


今日の晩酌:
“Carlsberg<カールスバーグ・グリーンラベル>”(デンマーク)
細かな泡だちでさっぱりと美味い。
“Newton<ニュートン>”(ベルギー)
青リンゴのビール。カクテル感覚で飲みやすい。


本日の走行距離:265km(うち高速250km)


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