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2005年09月20日(火) 紀州ツーリング最終日

朝食は基本的な和食だが、残すと勿体無いほど
一つ一つ丁寧に作ってあった。
食事を待つ間、談話室でシニアのご夫婦と居合わせた。
穏やかでとても仲の良いお二人。後で知ったことには
子供さん夫婦からのプレゼント旅行だったらしい。
僕とは逆廻りで、今日、那智に行くという。
膝の調子が良くない奥さんに、表参道は避けるよう勧めて、
宿を出たら僕には不用になる痛み止めの湿布と塗り薬を譲った。

チェックアウトの時、宿のご主人に昨夜の燻製の製法について
訊ねたら、他にも色々なレシピを教えて下さった。
何年もかけてびっしり書き込まれた大切なノートを
惜しげもなく見せてくれる心意気に感じ入る。
「一人旅なんで、いい景色を見たり美味いもん食べたりしても・・・」
「“せい”がないですわいね」
そう。そうなんですよ、ご主人。
だから、“美味い”と伝えて喜んで貰えるのはこっちも嬉しいんです。
出先での親密過ぎる距離感や内輪内輪した雰囲気は
正直苦手だったりするのだが、この旅館はよかった。
思いがけず、値段ではない贅沢を頂くことができた。



午前9時半、樫野埼を目指して走り始める。
平日のためか閑静な遊歩道の周りに、トルコ友好の記念館記念碑
土産物屋や喫茶店が建ち並んでいた。
灯台に登って周囲の海を眺めてから、海岸沿いの国道に戻って西進。
すさみの道の駅でイノブタの肉を求めたら、冷凍便の
送料の方が高くつくかもと言われた。

田辺から内陸に入り、巨岩の連なる奇絶峡付近を通って龍神へ。
標高1000mにもなると流石に肌寒かった。
高野龍神スカイラインは、さほど楽しく感じなかった。
峠を攻めるライディングならよかったのだろうか?
おまけに高野側で接続している3ケタ国道が悪路で
そのくせ交通量は多く、だらだら車に率いられた。
龍神から2時間半走り和歌山市内に入った頃、
乗ろうかと思っていたフェリーのタイムアウト。
2時間後の次便を待っても、計算上は高速を自走よりも
1時間帰着が遅れるだけなのだが、徳島に上陸するのは
日没後と思うと落ち着かずそのまま高速に。
幸い渋滞には巻かれなかったものの、資源とお金と体力の
無駄使い・・・我ながら馬鹿だなア。

京阪神と西四国を結ぶルートには、瀬戸中央道(倉敷〜坂出)と
神戸淡路鳴門道がある。
淡路経由は15kmほど距離が短いものの通行料は少し高く、
鳴門付近が一部下道で、接続している徳島道も片側1車線区間が多い。
それでも、眺めがよく空いているので個人的には好きである。
帰路は瀬戸中央道を通ったが、実際、区間所要時間は
往路より5分短いだけだった。
どうにか午後9時前に帰り着き、サービスエリアで買った
サワラ寿司を味わった。


本日の走行距離:745km(うち高速505km)


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