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2005年09月18日(日) 紀州ツーリング初日

前日の夜中まで仕事でどうするか迷ったが、折角の3連休なので
まだ行ったことのない紀伊半島を走ることにした。
帰宅して午前0時に床に就くも、3時過ぎから1時間毎に目覚め、
6時の目覚まし前に諦めて起きた。遠足前の小学生か?(- -;)

ツーリングは登山やトレッキングに似ていると思う。
少なくとも僕の場合は、だが。旅の目的地そのものだけではなく
大まかな計画を消化していく移動の過程が重要なのである。
常日頃大袈裟に意識しているわけではないが、バイク旅は
リスクを伴うスポーツであり、社会人で且つ公道を使う以上
必ず余裕と限界の兼ね合いを図り、装備を整え、
注意を怠ってはならないものだと思う。

雨は降りそうにない曇り。案外に涼しい。
峠一つ越えると霧で、高速に乗っても消え残った月のような太陽と
水墨画のように空に溶けていくモノトーンの山並みが続いた。
平野に散在するマンション群は、中米の遺跡の写真を想起させる。
淡路のサービスエリアで給油。人間には恒例“命の水(真実的黄金)”。
明石焼きを売っていたが、寝不足でもたれそうだったので断念した。

高速と言えば、ハイウェイカード廃止を控えて残分を
使い切ろうと思ったら、クレジットカードとの併用は不可とのことで
全てクレジットカードで払った。それにしても、料金所のたびに
大切なクレジットカードを出し入れするのは嫌なものである。
バイクの場合、料金所の通過には非常に神経を使う。
停まって何かするからバランスが・・・というのは勿論なのだが、
グローブをしていたり収納場所が少なかったりで手間取って
小銭を落としたり通行券を風に飛ばされたりすることもある。
すると、スタンドを立ててバイクを降りて取りに行かねばならないのだ。
だから、手軽なハイウェイカードは高速ツーリングの強い味方だった。
バイク用ETCが現実的でない現在、各種割引を受けた四輪よりも
自動二輪の通行料金が高くなるのは確かに合点がいかないが、
そのこと以上に不便を被っている。

宝塚辺りから一気に暑くなった。
吹田以南の近畿道・西名阪道を走るのは初めて。
引き続いて名阪国道に。
近くの道の駅はお昼時で大混雑していた。
伊賀牛のおにぎりと大和肉鶏の串焼きを買う。
鶏串は大きなネギ間で食い応え十分。
腹に余裕があったら皮串も食べたかったなぁ。

そこから南下。
3ケタ国道をひた走ったら、結構路面が悪く
おまけに離合が多くて判りにくかった。
一部は県道を迂回した方がよかったみたい。
護岸のない川沿いに田んぼ、杉林と裏山を背負った民家という
昔話の挿絵に出そうな風景を過ぎると、狭く低い木立の屋根。
異界に続いていそうな暗いトンネルを幾つか抜けて川上村に着いた。
吉野川沿いの温泉宿を予約していたが、一旦通り過ぎて
伯母谷ループ橋を走ってみる。トンネル区間であまり実感がなかった。
しかし、道を通らせて貰う者として、便利になるのは有り難いことだ。

材木を縦に吊り下げて運んでいるヘリもいて
それなりに山の中に来たと思うのに車が多い。
それだけ周辺が都会ということか。
近くの鍾乳洞や明日香村などに寄るというテもあったのだが、
午後3時、早々にチェックインして温泉で一息つく。
夕食はどうせならと豪勢なプランを注文していたので盛り沢山。
川魚(アマゴ?)に焼き銀杏、マイタケ天ぷらなど好みにも合い
マツタケの土瓶蒸しのお汁はとりわけ美味かった。
地酒も飲んだ後、自販機でビールとツマミを買い
部屋で流暢な虫の声を聞きながら月見と洒落込む。
流石に1缶は空けずに眠った。


本日の走行距離:560km(うち高速435km)


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