あずきの試写室

2005年09月17日(土) 「南極日誌」

一瞬南極物語的な、厳しい環境の中隊員たちが
力を合わせて、はたまた、動物とのふれあいがあってー
なんて話では全然なく、到達不能点を目指して
過酷な状況にどんどん追いやられてしまうスリラー映画でした。

南極到達不能点を目指すは6人の隊員。
ベースキャンプに女性が1人いるだけで、
あとは男性の6人のみ。
たった7人しか出てきません。
なので、6人で緊迫感を演じていきます。
が、実は2時間弱の上映中
その緊迫感が途中どーしてもだれてしまったのです。

というのも、ホラー的味付けなのかと思いきや、
途中からなんだかわからない方向へ。
ホラーなんだかサスペンスなんだか
どうも中途半端(大変失礼)

観ている怖さよりも、南極の自然を想像する怖さの方が大きいです。
真っ暗闇に囲まれてしまう夜だけの6ヶ月を想像すると
怖いですねー。昼だけの6ヶ月に探検するのですが、
時間がたつごとに、夜だけの世界が迫ってくるという。

「皇帝ペンギン」を観た後に、観ない方がよいです。
ああ。人間って弱いなあと実感しちゃいます。
あの厳しい寒さに、隊員はギブアップしたくなりますが、
ペンギンは、その中で愚痴も言わず(あ。言ってるのか・・解らないだけ)
生活しているんだものなあ。
なんて比較してもしょうがないことを
どーしても想像してしまうほど、
突っ込みどころが、ある意味満載の作品でした。



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