あずきの試写室

2005年08月15日(月) 「復讐者に憐れみを」

パク・チャヌク監督の復讐3部作の第1作目にあたる作品。
2作目が「オールド・ボーイ」で、3作目が11月公開の
「親切なクムジャさん」なんか3作目のタイトルが復讐とえらい
違いのような気がするのですが。。。主演も女優。
どういう風な物語に仕上がるのかとっても楽しみです。

2作目の「オールド・ボーイ」も嫌な話だなあと
思いましたが、こちらの話もかなり嫌です。
でもって、嫌なのに、観てしまう。
後味が悪いのに、癖になってしまう。
すごいですねパク監督。
でも、どちらの作品も本当に嫌!となる人もいるだろうなあ。
私は嫌だ嫌だああ好きだって方(どんな方だ)

とにかく主演のリュ(シン・ハギュン)がいいですねー。
あのなんともいえない緑色の髪が似合ってますね。
なんだか珍しくカラーリングされた髪型の人が多く出てましたね。
韓流スターは、ほとんどの人が黒髪なので、
逆にこんな色でもあり?というより新鮮(笑)

とにかく最初は愛するお姉さんの治療のためにと
悪戦苦闘していくのですが、それが裏目裏目に出てしまうという。
しかも、ただ裏目に出ただけでなく、
必ず暴力がともなってしまうところが
復讐3部作でありますね。
観ていて、痛い痛いと思わず口にしてしまいました。

タイトルにもあるように、復讐者は結局
復讐できて幸せって感情とはほど遠い気がします。
「リンダリンダリンダ」で留学生を演じている(まだ観てません・・)
ペ・ドゥナの迫真の演技も印象深いです。
特に拷問シーンは嫌だなあ。

暴力だったり、拷問だったり、誘拐だったり、臓器売買だったり。
なんか列挙するだけで、怪しいですね。
でも怪しい以上の哀愁もある作品でありました。


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