あずきの試写室

2003年07月03日(木) 「トーク・トゥ・ハー」

「オール・アバウト・マイ・マザー」のペドロ・アルモドバル監督
最新作。今まで私の頭にまず浮ぶ監督作品は「アタメ」
(善し悪しは別として)だったんだけど
今日からこの作品に決定!
とにかくオープニングとエンディングのピナ・バウシェの舞台も
良いし、映画全編に張り巡らされている雰囲気が
なんとも言えず、印象的です。

主人公ベニグノと彼が愛し世話をするアリシア。
ベニグノの唯一の友人になるマルコと女性闘牛士リディア。
この4人が軸になっていますが。
アリシアと彼女のバレエの振付師カタリナとの
師弟関係もよい感じだし。
ひとりひとりの関係が丁寧に描かれていて
映画に深みを与えています。

また映画の中の劇場映画「縮みゆく恋人」も
ラング監督作品を彷彿させる画面は
レトロなんだけど、斬新で
「南くんの恋人」を思い出すのは
私だけではないはず。

ベニグノやマルコ演じる男性陣もさることながら
ともに昏睡状態に陥ってしまう
女性ふたりが、魅力的です。
え。ただ寝てるだけじゃないのって思うけれど
それが違うのですよ。
不思議な存在感がひしひしと。
アリシアの美しい裸体は思わず溜息がでてしまいそうでした。
逆にリディアの闘牛士姿は、
女性でもほれぼれするほどかっこいいです。
すらっと伸びた肢体は、羨ましいを通り越して
ただただ羨望の眼差し。

振付師のカタリナ役をジェラルディン・チャップリンが
演じているのを後から知ってびっくり。
「ライムライト」が初出演なんですねー。

私は見る前に、原作本を読んでしまったので失敗。
何の情報もなく見るのをオススメします。
ってすでに上に情報書いてから云ってるし。すみません。

ベニグノって冷静に考えると怪しい??
なんて野暮な事を思わず。
ベニグノの純愛の行方を見守って欲しい。


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