2002年のカンヌ映画祭で、二部門制覇した アキ・カウリスマキ監督の最新作。 主演女優のカティ・オウティネンの 主演女優賞は嬉しいです^^ 「マッチ工場の少女」でとっても印象的だったのですが 今回も一瞬冷たそうな感じで 実は照れ屋な気配りの女性を 自然な演技で演じていました。
最初から音楽の使い方が なんともいえず個性的。 「チェブラーシカ」のワニが演奏しそうな曲から はたまた、ロック。 そしてクレイジーケンバンドまで。 一瞬日本語が流れた時は 嘘だろ(笑)と思いました。
音楽に負けずと勿論映画も個性的。 屋内や夜のシーンは ほんと暗い画面で 一瞬暗い映画だなあと思わせそうな手前で とぼけていたり。 大笑いではないのですが くすくす笑いしてしまうセリフの数々。 出てくる人もなんだか 普通の人が少なく、一癖ありそうな人ばかり。 なのに、日本ではほとんど馴染みの無い 俳優ばかりなので、妙にリアル感があったり。 (アキ監督作品ではお馴染みさんですが)
過去ない男の過去を探るというシーンは ほとんどなく(笑) いつも前向きで、暮らしは結構きついのに、 決して落ち込んでいないところもいいなあ。 過去のない男を演じたマルック・ペルトロと カティの恋愛のぎこちなさが、ほのぼのして○。 更に犬のハンニバル(笑)がとってもかわいくて◎ 救世軍バンドマネージャーアンニッキ・タハティの 美しい歌声にもびっくり。
出てくる人々のちょっとずつ愛らしいところを 発見して、ふふふなんて思いつつ 見終わった後も、安心^^なんて思える 丁寧なつくりの映画でした。
|