ガストン・ルルーの名作「オペラ座の怪人」ですが、 今まで何度も映画化されて いろんな解釈がなされていますが アルジェント監督がどのような 怪人を見せてくれるのか 期待してみたのですが。。。
オペラ座の地下に住む怪人(幽霊)は 歌姫に恋をします。 それと共に、オペラ座内で起こる 怪事件。 人々は幽霊が起こしていると 信じています。 果たして歌姫との恋と事件は どうなってしまうのか。。
歌姫に監督の娘アーシアが扮していますが うむ。ちょっと喜多嶋舞と高木美保を 足して2で割ったような雰囲気(私だけかなそう思うのは) 怪人といえど見かけは全然不気味じゃない 新しい怪人を作り上げています。
しかし、いきなりネズミに育てられることになった 怪人。。うーんねずみ男?? 途中にはまるでディズニーランドのアトラクションのような 乗り物が出てきたり、 かと思うと、正統派ホラーを目指そうとして ちょっと失敗してしまったような雰囲気だったりで、 ほんとに監督どうしちゃったの??と 感じてしまう出来栄えでした。。
1977年の「サスペリア」から約20年後の 1998年作の本作。 あの「サスペリア」の光るような監督の生彩さが かけてしまったようで残念でした。 でも、20年の隔たりを たった一日で見てしまう私がいけないのかもしれない。
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