TAKANORHYTHM...Tomoe

 

 

振り返らず 錆びた風は続くだろう (雑誌いろいろ) - 2003年10月23日(木)

長いです。今日は。読みにくいです。
私はかなりタイピング速い方だけれど、それでも日記書くのに2時間くらいかかる。
寝れねぇ(汗)


〜今日のコンテンツ〜〜

前半:いろいろ
後半:雑誌(JAPAN、GbM)

22日分の日記です。
うちはFACTORYもPoohも見れないから、歌の大辞テンのみチェック。
(…とか言ってたらPoohなかったの?あーあ)
3位でした。やっぱりタトゥーの話を引き合いに出されるのか(苦笑)。
ゴリが、好き、て言ってましたね。ほんまにお笑いの人に受けるなあ。
下手なお笑いより本人のエピソードの方がおもろいんですけどね(笑)。
酔っ払って今をときめくクドカンを使いっぱしりさせた事件とか(笑)。しかも初対面じゃなかったっけ!?
幕張にも来てたそうで、クドカン。

ラストシングルが初のトップ10、みたいに言われていたが、
あの番組に出ないだけで、オリコンではここ数年たいてい10位に入っていたはずだが…?
TOP3ははじめてだったかな。


<<私信ですの>>

お友達から、磔磔映像のタイトルが違う件でわざわざメルいただきました( ̄ー ̄)
@niftyにおつとめの方がいるのですわ。
直接担当窓口にメールすればよかったですね。すみません(汗
あまりにダイナミックに違うので、皆かえって指摘しなかったのかな…。
前にヤフーの特集の試聴で、オートマチックとスピーカーかなんかが間違って流れてたことがあったっけ。
ミッシェルさん曲数多いうえカタカナ表記で、結構間違いやすいもんな。
私もいまだにビッグな間違いをすることがある(汗)。

最近本当にいろいろな人にご無沙汰で…。
ここを教えてない子もいるので、「どうした?」って思ってるかも;

メールもらって思い出したわ。西川@広島クアトロ、当日行ったら、
なぜか1列目に知り合いがいっぱいいたんだった(笑
どうやって取ったんだ!て自分(整理番号1ケタ)を棚に上げて思ったり。

1ヶ月前にミッシェルさん見た会場で西川ちゃん見れてものすごく感動して、
その3ヶ月後には同じ会場、ラストヘブンで半泣きになってましたとさ。
今年は浮き沈み激しすぎる…。


<今日の日記>

昨日驚いたのは、電子レンジのドアを開けたら、
前日(おととい)の夕食で食べようと思っていたおかず(鳥の唐揚げ)が
出てきたことですね…(-_-;
一品少ないの気づけよ、自分…
(最近、いろんなことに集中できないので社会生活がピンチ)

今日は、本当ならリンキン・パークの大阪城ホール行こうと思ってたんですが。
もったいないけどチケット無駄にしました。
仕事もたまってるし、週の真ん中に仕事場から1時間半かけて行く気力ないです。
明日試験があるし。(全然準備できず) 音楽雑誌も出るしさ(それかい)。
それに城ホールのアリーナスタンディングって、たぶん行ったら
昔行ったライヴを思い出して落ち込みそうなので…。(←無論ミッシェル)



■■■ GO LAST HEAVEN ■■■

本日はROCKIN' ON JAPANが2日遅れで発売の日。
ひさびさに本屋に向かう足が速まるのを感じました。
さっそくゲットしたけど、同じく出てるはずのGbMがない。
3軒目の本屋に駆け込んで、ようやく買えました。


JAPANは…うーん、買うほどじゃないかも…。
解散記事入りなのに表紙&巻頭特集は桜井氏だし…恨みはないけどさ…。
記事のボリュームも大したことない。
けど、ひさびさに山崎洋一郎氏のレポが載ってるから、それだけでも私は買ったよ。

写真は、終演後、アベ以外3人が脱いで乾杯してるのが良い。
皆、晴れ晴れした笑顔を浮かべてる…。

ツアーレポートは、読者のが12(幕張除いた全会場)+編集4。
JAPANらしく、状況描写より感情の方が前に出てる感じで、ライターさんの文体の好き嫌いで
読みやすさが変わる感じ。
編集長・鹿野さんのは、読みやすいんだけどちょっと苦手かも。
元編集長・山崎さんのは好き。99年頃読んでたからなあ。

JAPANのミッシェル論は、いつもこっぱずかしいくらい壮大(汗
その描写にうんざりするか、恥ずかしがりつつも引き込まれるかはライターの個性次第かも。

鹿野氏レポについて。
「この国のロックのかつてない大きな物語のクライマックス」(←ほら、はずかちい)
ま、負けない。
開場後、チバが2階から会場内をぼーっと見てたらしい。
ガラスのはまった部屋。早く入ってた人なら見えたかもね。
「ここまでロックを騒がせた奴らは周りを含めてもう誰もいない」
それはそうかもねえ。
私が見ている限りでは、一般人以上に、音楽業界の人の方がミッシェルに魅了されてたような気がする。
「アンコールでアベが本当に解放された表情を浮かべたのがヴィジョンに映った時、
 終わりを知った。終わってたよ、ミッシェルは本編で。」
そうかもね。
アベが笑ってた。あの、鬼気迫る表情でギターを弾き続けた人がね…。

兵庫氏レポ。
キャンディ・ハウス、暴かれた世界、シスコが聴けなくて残念。おお、まさに。
「シングル向きの曲を作るとか売れるために狙うとかそういうことを一切やらずに、
 かっこいいこと、やりたいことだけをやって成功してきたバンド」
うん、うん。
「ロックンロール・バンドとして空想ではなく理想だったんだろう」
そうかもしれない。
少なくとも私にとってはそうだったような気がする。
一番憧れるロックバンドの形…。

高橋智樹氏レポ。
「この日に鳴り響いた彼らのサウンドは、『切り裂く』とか『刺す』とかいう鋭角的な印象は皆無で」
「集まった3万人を素敵に心地よくぶん殴りながら抱きしめていく、というものだった」
おもしろい表現だなあ。
でも確かに、チバもアベも優しげな目をしてこちらを見てた。
私が一番、ああそうかと思ったのはこの表現。
「頭のどっかで『ミッシェルのロックとともに闘う』を
『ミッシェルがいるから大丈夫』にすりかえてた自分に
いちいちケリを入れながら、明日も生きていく」
私もそう思ってたような気がする。
私のある種の憧れで、理想であったミッシェルというバンド。
ミッシェルがいれば、とりあえず大丈夫だと。頑張れると。
これからはミッシェルなしで生きていかなくちゃ。

そして、山崎洋一郎氏。
(注:こないだ、古雑誌で西川@武道館ライヴの感想を書いていたあの人です)

今回のツアーの開演前SEで流れていた、ドアーズ「ジ・エンド」の歌詞からまず引いている、
「これで終わりだ、美しい友よ。…(中略)綿密な計画も、もう終わりだ。あるものすべての終わり」
いきなりクルわねえ(汗)。
「ロックンロールである事がこんなに困難なこの時代をひっくり返し、
 この7年間をロックンロールの時代に変えてくれたのだ。
 彼らとともに時を過ごせた人達はその事を誇りに思っていいと思う」
これも話が大きいんだけど、なぜか素直に読めるのはなぜだろう。
山崎さんのこと好きだからかな?(笑
彼の25年以上のリスナー経験で、チキンゾンビーズツアーあたりのアベほど
ロックンロールに全身全霊を乗っ取られたミュージシャンの姿を見たことがないそうだ。
私は見てない。おそろしい日程を凄い気迫で通したという、伝説のツアー。

エレクトリックから突然、ステージの上に感傷が襲いかかり、
アベは放心したような顔でギターを弾き、
アンコールでチバは床に膝をつき(そういえばそうだった)
世界の終わりで歌につまった(そうそう)
「その瞬間、ミッシェルは終わったんだと、僕は思った」
この人が言うならそうかもしれない。

打ち上げでは、皆、穏やかな笑顔を浮かべて、
3000人はいるらしい客に囲まれて言葉をかわしていたという。

JAPANの特集はイマイチだが、使ってない写真を写真集に全部ぶちこんでくれるんだと期待してます。


GbM。ソニマガ発行のこの雑誌の方が今回は良いです。
表紙からミッシェル、写真もいっぱい。
しかも磔磔、仙台、幕張… 私の行ったとこじゃないかぁ(喜)。
ミッシェルの後ろには私のあきらめた林檎@武道館レポがあり、
前の方にはバインの新譜紹介があったりと、ちょっと嬉しいっす。

磔磔は今井智子さんレポ。この方もよく名前聞くな。
大阪ライヴでのアベ中座事件、「よんどころない事情」って…
はっきり書いてないが、まじトイレ休憩?(汗
残りの3人もびっくりしたという。前代未聞だ。

あの磔磔の珍しい登場SEは、初期のが磔磔に残ってたものらしい。すごいー。
あの手描きの看板「The One and Only!!」も載ってる。

打ち上げでのチバのひとことが泣かせる。
「10/25にDJやるんだけど、俺、酔っぱらっててできねえと思うよ」

…さみしいよね。

仙台は小野島大さんレポ。ほんとうに聞いた名前ばっかり。
この人の文章、わりと好きかな。
仙台は、とりわけ演奏のテンションが高かったんだって…そうかな?( ̄ー ̄*)
打ち上げにブランキーの元マネージャーまで来てたんだって。お友達?

「解散はメンバー同士の話し合いで決められたようで」
「ライヴでの吹っ切れた爽快感は、なんの未練も後腐れも後悔も葛藤も
 傷も軋轢もない心理状態だったからこそ」
これは、私の印象とも近いなあ。
なにか、どの日も爽やかな感じだった。ライヴのあと。

幕張のセットリスト、本来は「太陽をつかんでしまった」があったようだ。
ブラック・タンバリンは無かったらしい。入れ替えたのかな。

そして今井レポ@幕張。
スマッシュのサイトと同じく「なめつくしたドロップの気持ち」について書いてる。
あの曲(ドロップ)から始まると、こたえたわ…。

チバは「ハロー!よくきたね」と言った、と書いてある。
スポーツ紙の「オウよ」「おはよー」は一体なんだ(笑)。

そう、世界の終わりのあと、2年前の幕張みたいに、アウトロもチバがずっと
弾くと思ってたのに、さっさとひっこんでびっくりしたんだよね。

打ち上げで「俺たちファミリーだからさ」とか言ってたそうだ。
誰だろ?なんとなくウエノが言いそうな気がするが…。
でも、バンドを続けていくことはできないんだね…。

小野島レポ@幕張。
「ミッシェルは、人間性と音楽性が直結している」と彼は感じている。
「実直でまっすぐで生真面目で情熱的で少年的で、憎めない人柄の印象と、
 音楽から受ける印象は一直線に繋がっている」
ほめまくりだなあ。でもほんとにそんな印象なんだよ、メンバーは…。

「最強のビート・バンド」とこの方は書いている。
山崎氏は「いまだ誰も塗り替えることのできない最強のサウンド」と評する。
海千山千の音楽関係者ですらそう書いてしまうようなエネルギーが、
彼らにはあったと思う。

アンコールで笑顔になったチバの顔。
「それは一仕事を終え、息を詰め気を張り続ける日々からようやく解放されようとしている、
 ひとりの男の姿だった。」

ミッシェルをやるのは楽しかったと思う。
彼らは自分たちのやってることを愛していたと思う。
けれど、つねに最高を求めるがゆえに消耗もし続けただろう。それは想像できる。

疲れても、立ち止まりたくとも、手を抜くことも、妥協することも許さなかった人たちの、
最後に見せてくれた幸福の境地…幕張、20031011。

私は、ロックンロールがどうとかわからない。
音楽の歴史の中で彼らがどういう位置を占めるかなんてわからない。
ただ、同じ時代を生きて、彼らのビートとサウンドに酔って、
けして見れない景色を見た。
4人の生身で作り出せる音がどれほど凄いかを知った。

幸福だった。


◇◇◇

今日のタイトルはダニー・ゴー。
私が彼らのライヴにはじめて行った頃のアルバム、
「ギヤ・ブルーズ」(←マイベスト)のラストを締める曲です。
確か初めてのライヴでは本編最後に流れました。
会場のライトが白くぱっとついて、皆の顔が見える、そんなイメージ。
結局幕張ではやらなかったな。
これはやっぱり旅立ちの歌なのかな。後ろを振り返らず前へ進むための。
この曲を聴いてこれほど胸が痛む日が来ようとは、5年前には夢にも思わなかったよ。
今回のツアーでは、チバが何度も「ゴー!ダニー・ゴー!」と叫んでいたのが
胸に突き刺さるようだった…。

行くんだ。
振り返らずにその先へ。

こないだのイベントのウエノDJで、彼がTMGE106のアナログを取り出したとき、
歓声が上がった。(私も聴けると思ってなかった)
酔ってるせいか、何かごそごそやってて、結局ちゃんと頭出しできなかったって言って、
途中から始まった、ダニー・ゴー。
その瞬間、周囲も完全にライヴモードに入ってたなぁ…。
ウエノが帰るときは後ろ姿に「ありがとう!」「また大阪来てね!!」と声かかった。
DJのみでライヴなしのイベントとは思えない、熱い雰囲気でありました。

そんなウエノさんは11月下旬にまた関西にいらっしゃいます。
イベントいっぱいで忙しそうです。
こうして、幕張は遠くなっていくんですねぇ。


“ざらつくダニー かき鳴らしていくんだろう”


焼き付いた記憶がどんなに幸福でも懐かしくても、
ただその先へと。
























最後まで長々と読んでいただいてありがとうございました。
実は、JAPANのLAST HEAVENツアーレポートに、拙文も掲載されております;
恥ずかしいけど、記念にします。

平日に、眠気をこらえてキーボードを叩いていたのは、
LAST HEAVENの風景を覚えておきたかったから。
最後のツアーでも湿っぽくなることなく、ただ真っ直ぐに演奏してくれたメンバーも、
たくさんの笑顔と少しの涙で彼らを送った各地のR&Rジャンキーズも、
皆、これ以上ないほど素敵だったから。

“ありがとう”




...



 

 

 

 

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