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2005年01月10日(月) 十八歳の私から

 ごぶさたしてます。

 十八歳の私から手紙が来ました。高校三年の時、とある授業で書いた「二十歳の私への手紙」。先生が成人式に合わせて発送してくれたのです。母からのメモがひっついててびっくりしました(自分で頼んだのかなこれ、全然覚えてない!)。実は一昨日届いたのですが、成人式の日付になるまで開けないでいました。
「どーせ二年後でも何書いたかばっちり憶えてて、けっこーつまんねえんだろうな」と思いながら書いたことは憶えてるのですが、いざ読んでみたら全然憶えてませんでした。むしろ二年前の自分に泣かされてしまいました。長い長い日記を読み返すより、高校で出会った友だちと飲むより、あんまりにも、あのだだっ広い学校で過ごした毎日が鮮明に迫ってきて。どうしてこんなに忘れちゃってたんだろう。汚い教室、ウザい担任、中国語の鳥、馬鹿ばっかりのクラスメイト、いとしい演劇部、すべて、幸せでした。心底、幸せでした。あの学校で三年間を過ごせた幸運に感謝したいです。
 忘れてるってことはきっと、今があの時よりずっと充実してるってことなんだと思います。ええ。ほんとに、充実してます。不満は色々あるけど、私は、元気です。


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