家族進化論
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2026年10月25日(日) Repost

生徒の学習意欲を刺激し、次の学習につなげるような展開とした
いです。
そのために、「何を問いたくてこの問題を出したのか、どのよう
な基準で採点をしたのか」を示すことは有効だと考えます。

例えば、昨日のテストでは、あえて以下の部分を和訳させてみま
した。

all the evidence says that on average people are no happier today
than people were fifty years ago.

この問題を採点する際の難しさは、解答の日本語があいまいにな
りうることにあると思います。
実際、多くの生徒がこのように訳出していました。

「平均して、人々は現在、50年前の人々と比べて幸せでないと
全ての証拠が示している。」

この日本語は、「現在の人々は50年前の人々より幸せだというわ
けではない」ともとれるし、「現在の人々は50年前の人々より不
幸だ」とも解釈できるあいまいなものです。
あいまいなので、今回はこの種の答案は×としました。

もちろん、比較級の直前に no が置かれたこの英文が意味するのは、
「現在の人々の happy の度合いと50年前の人々の happy の度
合いには『差がない』」ということです。
このことを理解し、意識して「誤解のない訳出」ができているかを
問うことで、今後和訳問題への解答に際し、日本語に意識を向けら
れるようになってほしい。それが、この和訳の出題意図である。
生徒たちにはそのような話をします。

だから、日本語としてあいまいな和訳はもしかしたら理解できていた
かもしれないけど × にしてあるよ、と。

解説では、正解とした答案例も提示します。
・すべての証拠が言うには、平均的に、今日の人々は50年前の人
々とまったく同じくらいの幸福度である。

・すべての証拠が、平均して、今の人々が50年前の人々に比べて
少しも幸せになってはいないと示している。

これらの答案から透けてくる、「誤解がないように書こう」という
意識を感じてほしい、と。

一方で誤答例も示し、どこがまずいかを考えてもらいます。
・すべての証拠が、今日の平均的な人は、50年前の人々に比べて
より幸せではないと示している。
⇒ on average の on を無視して、average people と読んでいる。

・すべての証拠が示すように、平均すると、今日の人々は50年前
と同じくらい幸せではない。
⇒ あくまで比較しているだけなので、「幸せではない」と訳して
はいけない。
など。


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