| 2026年04月20日(月) |
Handwriting |
先日読んだ『ENGLISH EXPRESS』5月号で、ニューヨーク大学スター ン経営大学院教授スコット・ギャロウェイ氏が、いわゆる the Magnificent Ten と呼ばれる米国の超巨大企業についてこん なことを言っていました。
And they do several things, but quite frankly, they're in the business of enragement, polarization, and then sequestering young people from all other activities.
(こうした企業はさまざまなことをしているが、率直に言って、彼 らは人々を激怒させ、分断し、そのうえで若者を他のあらゆる活 動から隔離することをビジネスとしている)。
SNSの一面を正確についていると思います。 記事によれば、米国の18歳から25歳の男性の45%が、女性に対面で アプローチした経験を持たないそうです。 45%ってすごい、と思います。
おそらくバーチャルな世界は今後ますます充実し、コミュニケーショ ンは今以上にオンラインベースになるのでしょう。
この時代に手書きのやりとりを絶やさないことや対面での会話を定 期的に持ち続けることは、子どもや生徒の成長にとって案外意味を 持つのかもしれない、と思ったりします。
賛否はあると思うのです。 が、中学入試に合格したのですから、 次は大学に向けて、人生で何をして生きるのかを考えることです。 それがなければなかなかモチベーションは上がりません。
さて、先生方からも質問を頂いています。
【質問への回答】 東大のリスニング指導がうまくいきません。
【回答】 大切なのは、教養です。
「知らないことは聞き取れない」からです。 「知らないことは読めない」にもつながります。
たとえば、僕にサッカーについて話す人がいるとします。 日本語で。 僕、たぶん途中で集中できなくて他のことを考え出すはずです。
知識や関心のないこと、予備知識のないことは、 母語であっても聞いていられません。 その点で、浅くてもいいのですけれども、 教養ってめちゃくちゃ大事な要素だと思っています。
過去の東大入試を繙きますとね、 地学、物理、化学、教育、経済、哲学などなど さまざまな分野のトランスクリプトが放送されているんです。
僕、地学選択じゃないんです! 私、文系なので物理は知らないんです!
そういう言い訳を大学は聞いてくれません。 選択がどうであれ、学校で授業がありましたよね、 という前提でリスニングは行われるからです。
その点で「教養」は大事だと思います。 いろんな本を読んだり美術館に入ったり 博物館をのぞいたりする経験、 つまり教養のない受験生は厳しいと思われます。
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