僕は今年度も学年主任をさせていただくことになったのですが、今年度も学年 目標に「挨拶の励行」を入れております。昨年度はこの指導が比較的うまくいき、 食堂や寮の方々からは「先生の学年の生徒はいつも元気にあいさつしてくれるか ら気持ちがいい!」と言ってもらえました。ちょっと生意気になる中2でもうま く指導できれば良いのですが...今年が正念場のような気がします。
僕はこれまでもずっとあいさつにはこだわってきました。これには大きくは二 つ意味があり、一つは「コミュニケーション力の向上」を狙ってのことです。
大学共通テストになったいきさつも生徒が英語をコミュニケーションの道具と して使えるようになるためだと思うのですが、日本語でもコミュニケーションで きない人間が英語を覚えたところで英語を使ってコミュニケーションしようと思 うでしょうか?ですから英語でのコミュニケーションの前にまずはコミュニケー ションの起点であるあいさつを大切にしなければなりません。そうでなければ心 のこもったつながりを作ることはできないと思いますし、たとえ英語で会話して も薄っぺらいコミュニケーションしかできないと思います。
それでも、手放すのは、
「惜しげもなく手放すことによって、 次のステージに行ける、
というよりも、手放すことによってしか 次のステージに行けないことが、
これまでの経験上、 間違いないと骨の髄まで理解されている」
からです。
だから、
「惜しげもなく手放す」
わけですよ。
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