| 2023年05月14日(日) |
overcoming |
広島。
坊ちゃん育ちだったので、流血すら映像で観たことはなかった。 反戦教師が小3の時無理やり授業で見せられたはだしのゲン。 教室にもいられなくなった。
それから、テレビ番組の音が聞こえるだけで病むレベルに。
恐怖を感じるとすぐ逃げ出す癖は、他の習い事でも随分苦しんだ。
今教員になって思うのは、やはり観る観ないの選択肢を生徒に与えるべきである。 一つ一つ、段階を踏んだ方がよい生徒がいる。
縁あって何度も足を運んだ広島。 その時も、資料館に行くことはできなかった。
救われたのはある本。 原爆は非難しつつ、反戦イデオロギーに巻き込む矛盾点を示してくださり 私は長年のトラウマから少し解放された。
2019年長崎の原爆資料館に、留学生と行った。 少し、乗り越える。 死者への追悼もできた。
2023年。 (何もトラブルがなければ)私は広島に行く。 原爆資料館。宮島。あの広島の街。 私は自分を乗り越えて、広島の方々に頭を垂れることができるか。
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