家族進化論
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2023年01月28日(土) 一見鐘情

一見鐘情
一目ぼれ

授業へのICT導入でも同じことが起こります。ICTの導入には便利さのために犠牲になるものがあることを知っておく必要があるんです。

以前も書きましたが、ICT機器を使っての作業は達成感を犠牲にしなければなりません。実は弱点は他にもあります。ICT機器を使っての学習は、自分で繰り返しテストをしたり、視覚や聴覚も使って勉強できるので学習効率が高いです。様々なやり方で繰り返し学習をできるから学習効果が上がるのです。ところが「一回」の記憶学習なら、例えば単語のスペリング記憶のような学習なら、タイピングよりも手書きの方が長く記憶に残るようなのです。つまりICTは一回の学習効果では手書きにかなわないものもあるので、授業の構成によっては手書きさせた方がいい場合もあるということです。

他にも生徒の整理整頓能力が低下してしまう可能性があるので、デジタルでの情報配布がベストではないことも頭に入れておいた方が良いかもしれません。

ICTを進めるに当たっては、デバイスを使った学習の方の良い点を理解しなければなりません。しかし同時にこういった学習の弱点も知っておかねば本当に効率的学習は達成できないと思います。だから僕の失敗はとても貴重なデータのはずです(と自分に言い聞かせて頑張る)。ICTに限らず失敗は大切なデータ!そう思えば積極的に新しいことができますしね。


デイヴィッド・ボダニス著「『公正』が最強の成功戦略である」(光
文社)という本に託して、ノンフィクション作家・堀川惠子さんが
新聞紙上にこんなことを書いていました。
私の言葉で要約してお伝えします。

・「公正な人(=人の話をよく聞き、相手に任せる勇気を持ち、危
険な事態からは身を守れる人)」にこそ、人はついていく。公正さ
を備えることが、回り道でも成功のカギになる。

・国家も似ている。今、日本に「公正」を感じるか?

・国家をリーダーに言い換えてもいい。国を率いるリーダーには、
公正(無視)を貫く覚悟が必要だ。国民に我慢と負担を強いる時代
に政治家が昨今のような不公正なふるまいを続けていては、国民を
説得する言葉は持てない。


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