(平成進化論・自由論より引用)
■イギリスの哲学者・政治哲学者・ 経済思想家である、
ジョン・スチュアート・ミルは その著書『自由論』において
「反論の自由」
について、 以下のように述べています。
(ここから) ---------------------------------
ある意見が、
いかなる反論によっても論破されなかったが ゆえに正しいと想定される場合と、
そもそも論破を許さないために、
あらかじめ正しいと想定されている場合との あいだには、
きわめて大きな隔たりがある。
自分の意見に反駁・反証する自由を 完全に認めてあげることこそ、
自分の意見が、自分の行動の指針として 正しいといえるための絶対的な条件なのである。
全知全能でない人間は、
これ以外のことからは、自分が正しいといえる 合理的な保証を得ることができない。
ミル『自由論』より
--------------------------------- (ここまで)
■この言葉を通して、
「自分の意見を風通しのいい場所に 置き続けること」
の大切さに、 あらためて思いを致さずにはおれません。
■狭い世界に閉じこもるのではなく、 自分の意見を多様な外部の人たちにさらし、
そこから忌憚のない意見を 伺うことによって、
ときに気づき、ときに凹み、 ときにショックを受けたりする、
といったこともあるものです。
■しかし、それらを上回る大きな価値も 得られます。
それは自分がとても思いもよらなかった
「盲点」
を教えてもらえることが、 ときにあるから。
■自分ひとり、あるいは 同質性のコミュニティの中にいては、
決して思いもしなかったであろうことを、
不特定多数の人の目に留めてもらい、 先入観のない意見を頂戴することによって、 気づかされた、
そんな経験がこれまでに何度も あるのです。
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