大藪先生のメルマガより引用
本校の生徒達は予備校のカリスマ先生達との比較をしながら学校の授業を受け ますので、授業に対する審査が厳しく、漫然とした授業をし続けていると聴いて くれなくなります。
例えば長文読解で訳読式の授業をして、特に生徒たちをうならせるような解説 もなく、進んだところまでで授業はおしまい、なんて授業を続けていたら確実に 予備校の先生を崇拝し始めます。
本校の訳読式の名手の先生はもの凄い文法の知識があり、生徒たちどころか同 僚の先生からも質問を受けるような先生です。本や辞書の執筆が舞い込むような 先生なのです。ですから予備校のカリスマ教師にも全く引けを取らない解説をさ れ、京都大学受験者からは神のように崇められます。
そんな先生が身近にいる学校で授業をしているわけですから、僕なんかがぼん やりした授業をしていたらそれこそ総スカンです。日々生徒たちを引きつける魅 力ある授業を心がけなければならないのです。
とは言っても僕レベルの教師は頑張っていてもやっぱり「負け授業」の日もあ るわけです、はい、実際。
例えば長文の解釈について質問をしてきた生徒が翌日、「塾の先生に聞いたん ですが、その先生は大藪先生とは違う解釈をされてました」なんて言いやがるわ けです。この時は負け授業にはならなかったのですが、実は以前はそうやって負 けることがありました。
塾の先生より信頼を集めることが出来ないことがありました。すごく悲しかっ たです。5年も教えてきた生徒に、数ヶ月しか習っていない先生の授業の方が凄 いって言われるわけですよ。「予備校と学校は違うから」って言い訳も出来ない ことはないんです。でも「それ言っちゃぁお終いよ」って思うんです。特にウチ の学校では。
それ以来僕は高校3年の長文読解の教材はかなり研究して、生徒たちに読ませ るところ以外の所も読むことがあります。生徒や塾や予備校の先生に絶対負ける もんか!と踏ん張ってるわけです。
そんなかっこつけたことを言ってますが、僕の授業で「ああ、なんか生徒の役 に立った気がするな」なんて満足できる授業なんてほとんどありませんから、ご 安心を(なんで安心なのかも分かりませんが)。ただなんで「負け授業」になっ たかは考えるようにしています。
おそらく若い先生は生徒に舐められることもあるでしょう。同僚のベテラン先 生と比較されて悔しい思いをすることもあるでしょう。予備校の先生の授業の方 が凄いなんて言われて僕と同じ想いをしている先生もいるかもしれません。
でも先生しか出来ないピントのはっきりした授業もあるはずです。それを一生 懸命見つけてください。まあそれでもきっと負け授業をしますから、その時は生 徒のせいにせずに負けた理由を考えてください。
「負けに不思議の負けなし!」 裏を返せば必ず負けた理由があり、その理由 さえ分かれば次は負けない...かも。
少しでも満足できる授業を目指してお互い頑張りましょう!!
今週も最後まで読んでいただき感謝!!
大藪 良一
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