家族進化論
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2017年11月30日(木) Grit & Grind

Grit & Grind
泥臭く、粘り強い。

11月、足りなかったもの。

 「自分の強さを、
  ことさらに誇示することを止める」

 こと。


 そもそも考えてみれば、

 本当に強い人間は、
 強さを誇示する必要などありません。

 本当に賢い人間は、
 賢さを誇示する必要などありません。


 「強いは弱い、弱いは強い」

 「賢いは馬鹿、馬鹿は賢い」

 「能ある鷹は爪隠す」

 「智は時に深く秘されなければならない」

 ということです。



■奴等は

 「弱いやつほどよく吠える」

 わけですから、
 反面教師としつつ、ただ、

 「謙虚に、大人しく、おしとやかに、
  それでいて、付和雷同や迎合は行わない」


 という強さや逞しさ、知恵や力を
 内に秘めておく姿勢こそが、

 「オラつく人間にムカつかされてきた
  私たちの取るべき態度」

 なのではないでしょうか。

 これが弱者の(?)生存戦略です。

生徒の気質の変化でしょうか、これまで以上に「授業の中で『覚え
る過程』を共有してあげた方がよい」という印象を持っています。
今日は、覚える過程を共有するために具体的にどのようなことをし
ているかについて書きます。


【『ユメタン』 覚え方の手順】
「脳に負荷をかけ続けることでしか記憶できない」とは、常々生徒
に言っていることです。

眺めただけで「勉強したつもり」になったところで、いざ書かせて
みたら惨憺たる結果になることは火を見るより明らかです。
では、手を動かして覚えればいいのかというと、単に「書いて覚え
ろ」というだけでは不十分だと思います。
『脳が認める勉強法』などの著書によれば、例えばフレーズを覚え
るためにそれを30回書いたところで、覚えるべき英語を見ながら
書いたのでは大して記憶に貢献しないといいます。
「見ながら書く」という行為はほとんど脳に負荷をかけないからで
す。

では「脳に負荷をかける」ためには何が有効なのか。

「英語を見ないで思い出しながら書く」ことです。
これをすることで、自分が何を分かっていないのかも明確になるし、
思い出そうとする過程で脳に負荷がかかって、覚えるべきものが記
憶に残るのです。

このことを踏まえて、ユメタンのフレーズを覚えるための手順とし
て、生徒に以下を指示しています。

1.覚える範囲のフレーズについて、きちんと読めるか、きちんと意
味をとれるか確認する。

2.時間を決めて何度も音読するなど、覚える努力をする。

3.日本語を見ながら、1回ずつフレーズを書いてみる。もちろん、
英語を見ながら書いてはいけない。

4.すべて書き終わったら、正しく書けているかどうかを確認。1
回ずつ書いてみたからこそ、覚えていないところ、記憶があやふやな
ところが明らかになる。そこを重点的に覚え直す。

5.翌日、昨日と同じ範囲のフレーズを全て書いてみる。もちろん、
英語を見ながら書いてはいけない。

以上の手順を、英語の授業があろうがなかろうがとにかく毎日やる
ように指示しています。その中で、少しずつ1日の範囲をずらして
いく(月曜日に1番から50番までやったら、火曜日は1番から60
番、水曜日は20番から70番など)。そして、テストまでにすべて
覚えられるように自分でペース配分せよと。

加えて2つほどささやかな工夫をしています。
ひとつは「覚えるプリント」。エクセルで、「左側に日本語・右側
が空欄」となっている表を作り、大量に印刷して自習室の棚に置い
ています。「1回ずつ書く」ために活用してもらうためです。
もう一つは授業ごとの「小テスト」。定期考査の日まで、小テスト
に『ユメタン』も組み込んで、「私が日本語を読み生徒が対応する
英語を書く」形で20フレーズずつ書かせています。
塵も積もれば山となります。

ユメタンテストを終えてUnit が改まるたびに、上記の1から4ま
でを授業の中で生徒にさせています。「勉強の方法」は繰り返し目
の前でやらせることが大切だと思うのです。

手間はかかりますが、「勉強の方法」の部分に関しては、こと中学
のうちはしっかり付き合ってあげた方がよいように思います。


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