いい加減、子どもじみた考えに気づこう。 男の子と男の違い。トワイライトゾーン。
(スポルティーバ記事より) ちょうど20年前の話だ。1994年のNBAファイナル――。アキーム・オラジュワン擁するヒューストン・ロケッツと、パトリック・ユーイングの所属するニューヨーク・ニックスが対戦した。ニックスはレギュラーシーズン、そしてプレイオフに入っても苦戦の連続。ただ、ファイナルの切符を手に入れるまで幾度となく窮地を救ったのが、ジョン・スタークスだった。しかし、ファイナルになると、スタークスは絶不調に陥る。それでも、現ヒートのGMであり、当時ニックスのヘッドコーチを務めていたパット・ライリーは、スタークスを起用し続けた。その結果、第7戦までもつれ込む大激戦の末、ニックスは敗退。スタークスは戦犯扱いされた。 「なぜ、スタークスを使い続けたのか?」というメディアの問いに、ライリーは静かに、こう答えている。 「ダンスは、パーティーに連れて行ってくれた者と踊るものだ」 ヒートはレブロンと踊る。 スパーズのダンススタイルは決まっている。 ヒートのスリーピートか、スパーズのリベンジか。今シーズン最後のダンスパーティーの幕が切って落とされる――。
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