植松さんのfacebookより。
僕はいままでに沢山の失敗をしています。 その失敗には、いろんな原因があるのですが、 今日、会社の朝礼で「今でしょ?」の林先生が、 失敗の原因は (1)情報収集不足 (2)慢心 (3)思い込み だとおっしゃっていることを知りました。
なるほど。確かにそうだなと思います。
(1)の情報収集不足は、(3)の思い込みを生み出す原因にもつながりますね。 (2)の慢心は、情報収集不足の原因になるかもしれません。 (3)の思い込みは、(2)の慢心と、かぶる部分が多いかも。 すなわち、この3つは、お互いに連携して失敗を生み出すのかも。
この失敗の原因を打開するためには、 (1)最悪ケースを予測する =だいじょぶじゃね?と、自分を安心させずに、最悪のことが起きたときどうするか?もしくは、最悪のケースをおこさないためにどうするか?を考える。 (2)情報を確かめるための試験 =情報を鵜呑みにせず、小さい規模でいいから検証のために試験をする。 が、大切だと思います。
また、僕ならば失敗の原因として(4)「無自覚」を入れたいです。
うっかり、ぼんやり、気がつきませんでした、しりませんでした、に起因する失敗もかなりあります。 自動車運転で事故を起こすとき、本人は、直前まで気がついていないです。見ているはずなのに、見えていない。 ふだんならなんともないことが、なぜかできない。 でも、できないことの自覚が無い。
慣れて来ると、無意識にできてしまうことが増えます。 でも、特に意識せずにできてしまうことは、 うっかりを含んでいる可能性が高いです。 特に、体調が悪い時や、悩み事や心配事がある時等には、 自分の無意識を疑った方がいいです。
だから僕は、手慣れたことでも、無意識でやらないように気をつけています。指差し確認もしますね。 本当はチェックリストがあるといいんでしょうが、 無い場合は、自分の心の中でチェックリストをつけます。
いずれにしても、失敗したくて失敗する人はいないです。 だから、失敗に罰をあたえてはいけません。 なぜなら、罰をあたえると、 失敗しないために、何もしなくなります。 もしくは、 失敗を隠すようになります。
また、失敗を何かのせいにしてはいけません。 特に自分のせいにしてはいけません。 なぜなら、一番罰をあたえやすいのが、自分だからです。 失敗した自分に対して、 「お前は失敗したんだから、もう二度とやるな!」と 簡単にひどい罰をあたえることができます。
失敗は、 なんでだろう?:原因を考え だったらこうしてみたら?:対策して実施 で、階段の一段にしてしまうべきです。
最近、失敗をしないために何もしない人が増えています。 それは、面倒にかかわらないために、責任をさけるために、 何もしない、にもつながっています。
人間の能力は、失敗だろうが成功だろうが、経験で身に付きます。 失敗を避けるために、経験を避けてしまうと、 能力が身に付かなくなり、「無能」になります。 無能な人は、必要とされません。 存在意義を失ってしまい、自己否定に走ります。
最近、自己肯定感が乏しい人が増えているのは、 もしかしたら、失敗=だめ!と教え込んでいる大人のせいかも。
でも、失敗はデーターです。
データーは多い方がいいです。
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