+女 MEIKI 息+
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2004年01月15日(木) 翌日の割愛分



 えっと実はですね、検査するだけはシタのだけど結果を怖くて聞きに言ってないという小心ぶり。「白い巨塔」をリアルで演ちゃうのか?と思うような検査だったので余計にビビってますです。去年の秋にやった健康診断の肺レントゲン結果で「要再検査」の項目に引っかかってしまって、こっそりと検査もしておりました。

 「センセ、あたしったら今度こんな項目で再検査って結果が出ちゃったんですけど」と、普段から診てもらっているセンセに健康診断の結果表を見せた。それは、尿淡白の出すぎと、潜血が混じる状態でこりゃ腎臓かしらんと騒いでいた去年の末頃。
 最初は普通にレントゲンを取り直して、その写されたものを皆で取り囲んで観るという、和気藹々とした診断。
 「どれどれ?可愛いく撮れてるかな?」「いやぁんセンセったら」

 ではなく

 「ああ、この白い線のようなものかな?」
 「それにしては、珍しいですよね?この線のようなもの」
 「んー、このレントゲンだけじゃよく分からないから、MRIに通してみるか」

 ドコからともなくやってきた他の医師が数人でその写真を見入りながら話しをしているのだけれど「ここに居る、わたしも混ぜてぇん」ってな雰囲気でした。

 以前、頭の輪切り写真を撮影した時と同じドラム缶の中に入っていくような機械での再検査 両手を挙げそれを頭上で組んだ変形ツタンカーメンのようにビドウダにしない(出来ない)姿勢で、またあのガランガランと凄い音の響くドラム缶を抜けてきました。その音に負けないように大音量な「はい、大きく息を吸ってー吐いてー吸ってー はい、そのまま止めて!」の無機質なテープ声を数回聞きつつ。
 過呼吸で眩暈するちゅーの!

 最初に撮ったレントゲン写真と、出来上がった肺の輪切り写真を取り囲んでまたもや和やかな雰囲気の雑談風景。

 「この線の位置ですと、この星のようなものがそうでしょうかね?」
 「ああ、線香花火のように数点あるねえ」
 「なんでしょうね?」
 「いやぁ、なんだろうねぇ?」

 心に星屑を持つ女(ぽ)
 医者もちょっと不明らしい。
 そんな訳で、癌検に回すってことでズビズビと血を抜かれたままビビル七虹は、その結果を聞きに行かずに現在に至るです。


香月七虹 |HomePage