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管理日誌「庭園の午後」
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2003年10月07日(火) プロ意識とアマチュア魂

 前々からノベルウッドの掲示板で、企画立案をぼちぼちと進めておりました「ブレイクスルー友の会(仮)」のコーナートップを用意しました。ほんとに作った本人も呆れるほどのホッタテ小屋です。まるでインターネット黎明期のころの個人ページを見ているようで懐かしさすら感じます。→こちら
 こういう活動は、見た目をどんなに立派に作っても、内実がともなわないと虚しいように思いますので、傍目にも価値のある活動と感じていただけるような状態を目指し、有志の方を募ってコソコソと盛り上げてから、大々的に告知しようかと計画しています。(それにしても見た目も大切ですが……これは単なる力不足です/汗)
 初期の参加メンバー様は随時募集していますので、自作品を応募したい方、作品は出せないけど勉強会には参加したいという方、どちらも歓迎です。

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創作支援サイトリンク集に1件追加です。
[A-Writer]
 プロを目指すアマチュア、または、仕事の幅を広げたいプロの書き手のための作品リンク集。登録者は20歳以上限定。

 創設ほやほやの検索サイト様のようですが、コンセプトが興味深いなと思いました。
 プロの創作稼業の人って、フリーの場合、自分で営業(売り込みですね)にも行くのですが、その際には参考作品を持参します。自分にはこういう技能がありますよというのをアピールするための資料ですね。
 しかし、営業のチャンスはいつ訪れるかわかりません。何かの打ち上げで居酒屋の飲み会に行った時に、飛び入りでやってきた誰かが、仕事をしてくれる書き手を捜しているというコトも往々にしてあります。いわゆる「コネ」の部類の仕事となります。
 そういう時に渡せる参考作品を常に携帯していれば良いのですが、そうもいかない場合も多いです。そんな時でも、自分のウェブサイトを持っていて、そのアドレスを記載してある名刺のひとつも渡せれば、何も無いよりマシですし、持参する資料より幅広い作品を見てもらえることもありえます。(もちろんアドレスを打ち込むのが面倒くさくて無視されることもあります。でも無いよりマシです。)
 そのような用途のために、フリーの創作家で営業用ホームページを持っている人は割と大勢います。[A-Writer]さんは、そういった作品展示場を一カ所に収録していくコンセプトで運営なさるのかなー、と思います。
 すでに仕事をとっている人にとっても、ここからチャンスが広がれば有り難いでしょうし、これからそういった形式で仕事をとりたいアマチュアの人にも、どうやって営業してるのかが垣間見えて、その業界の気分を掴みやすくなりそうです。

 ただ、ここからはかなり私見の部分なのですが、オンライン小説は基本的にアマチュアの文化です。アマチュア文化の良いところは、何者にも縛られない、クライアントにも顧客にも縛られない、自由に創作できるフィールドであるということでしょう。
 そうやって創られた作品が、多くのユーザーの愛顧を受けることは、割合に珍しくない出来事かもしれません。
 しかしまあ、そういうものは「野の花」です。
 野の花は、野にあってこその美。刈り取って大広間に活けても美しいままかどうかは、わかりません。
 商用とか、営業用のサンプルにする作品は、それ用に色々とねらって書いたもののほうが効率がいいかもしれませんね。
 プロにはプロ意識というのがあることになっていますが、それと同様に素晴らしいものとして、アマチュアにはアマチュア魂というのがあります。自由さとか、そういうのの混合物だと思いますが。それがプロ意識と相容れないことがあるので、それぞれ独自の良さを持った別物として扱うほうがいいのかななんて思います。


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