きまぐれがき
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2006年02月16日(木) 早朝、満席の新幹線

先週末のお江戸に向かう新幹線。
いつも禁煙車のE席が私の座る場所。
その通路を挟んだ3人がけの座席には、10人ちょっとのグループで
乗り込んできたオバさんたちがお座りになった。

早朝からやけに爆発しているオバさんたち。
「そや」「そや」と口々に言いながら前の座席を回転させて、向かい
合わせになんかしている。
ぐる〜と回転してきた座席には、仲間のオバさん2人とオバさんたち
とはまったく関係がないらしい20代かなと思う男性が一人「オレ、
なんだか場違い?」といった風情で身を堅くして座っていた。
混じっちゃったのだ。

え!?
仲間でもない者が一人でもいたら、ふつうその人に遠慮して座席を
向かい合わせなんかできないよね。
でもオバさんたちはそんなことはお構いなしで、5人の仲間とお弁当
を広げ、お菓子の紙袋を破り、気分は宴会らしいのだ。
そのうちみかんの香りまでしてきた。

私は人ごとながら、どんなにか居心地が悪かろうとその男性が気に
なって気になって。
食べながらのけたたましいオバさんたちのおしゃべりが続く限り、男
性よ、寝たふりをしているしかないだろう、なんてなぜ私が観念しなく
ちゃならないの。

結局、東京駅まで寝ているしかなかったようで気の毒だった。可笑し
かった。




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