きまぐれがき
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2004年06月17日(木) 支払う時にハッと

そんなわけで「7日間脂肪燃焼ダイエット」は、来週から(喜)
翌日から取り組めばいいものを、わずかながらでも先送りする
ところに、やる気のなさがうかがえるというものだ。

なので今週は、身は重たいが心は軽い。
軽くなったついでにスーパーまで40分かけて、日傘をさして
スイスイと歩いて行ってしまう。
辿り着いた時にはやれやれと、このような甘味に手を出すとい
うお決まりコース。
それでもいちおう、カロリーが最も少なそうなプディングに。



さて支払いの段になり、バッグの中を引っ掻き回せどお財布が
ない! 家に置き忘れて来たらしい。
お財布がなければカードだってないのだ。

結局ツケなどにしてもらったのだが、以前梅田のホームの階段を
踏み外して、周りの人間を巻き添えにしながら14・5段ほど落ち
て行った時よりもずっと恥ずかしかった。


あの時、バッグの中身がばら撒かれてた階段下で、行き交う人の
間をぬって、しゃがみ込みながら移動しつつ中身を拾い集める私
の姿はどんなにアホっぽかったか。
それでも、今回のお金が絡む失敗に比べたらどおってことない。

「アンタ、落ちたんかいな」なんて分りきっていることを嬉しそうに
訊いてきて顔を覗き込むおじさんから逃れたい。
「このバファリンもアンタのやろ」とわざわざ固有名詞を言いながら
拾ってきてくれたおばさんは、私のお財布も拾い上げた時に「わた
しの財布とおんなじや」と言って、手さげからご自分のお財布を見
せてくれたりした。
「な、おんなじや」と言われても、こんな状態でくつろいでいる場合
かと、おばさんからも逃れたかった。
ただそれだけで、羞恥心は感じなかったものなあ。


で、お財布を忘れたのなら仕方がない。
書店に寄って立ち読みでもしてから帰ろうと、書棚をぼんやり眺めて
いると、なにやら向こうの棚から磁力を感じる。
呼び寄せられるようにそこに行ってみると、むむ「帰郷シチーリアへ」
が目に飛び込んできた。 ダーチャ・マライーニではないですか!
ほとんど新刊しか揃えてないような寂しい書店で、ダーチャに逢える
なんてとしばし感激。

もちろん取って置いていただくことにして、また40分かけて歩いて帰
って来たので、日傘からはみ出した手足の日焼けがお土産となった。


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