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2002年05月30日(木) 本末転倒





 オランダのはげちゃびん(スキン・ヘッド)党首、フォル・トゥイン氏がついこの前暗殺され、それが逆宣伝になって一躍第二政党になった。テレビニュースなどで言われているような極右政治家というのはどうだろう?フォル・トゥイン氏の主張は以下。

*不法移民の取り締まり強化
*移民の同化政策推進

よその事で分かりにくければ、日本に置き換えて、中国人・朝鮮人が怒濤のごとく日本に押し寄せてくる。それに対して「日本はもう一杯だ、東京の犯罪者の多くは外国人だ、だから国境を閉ざそう。そして、すでに移民してきている人は日本人になってもらおう」といっている。
(オランダと日本は、国境間に海があることで決定的に違うけれど、中国政府は政治カードにこの問題を使って日本を恫喝したことがある。「移民の2・300万もプレゼントしましょうか?」ドイツもかって移民を積極的に受け入れていたが、今変わりつつあるようだ。)

こう主張すると、極右なんていわれるのだ。あたまがはげちゃびんだから、なんとなくネオナチ(ヒットラー妄信者・みんなはげちゃびん)と同じだというところからきているのだろう。

フォル・トゥイン氏は、上を主張して民主主義の場(普通選挙)で戦おうとして殺された。殺したのは、テレビではなぜか伝えない、動物愛護団体の 左翼活動家だった。動物は愛護しても、人間はかまわないらしい。

 街頭で「戦争反対!」を訴えるグループがいる。「戦争反対のために断固たたかう!」って?? なんだ!戦うんじゃないか!
 戦争を病気に置き換えるとよく分かる。病気は何時知れずやってくる。健康な時には本当に何にも思わない。だがそれはある日、突然やってくる(もう忘れているかも知れないが、テポドンが日本を飛び越えて太平洋に落ちたような出来事)
 先人はよく言った「備えあれば憂いなし」 だけれど、ある社民党女議員が「備えあったら憂いありよ!」と言っていた。本心か? あの女議員は、健康保険証持っていないんだろうか?将来のために貯蓄はしていないのだろうか? あの女議員が選挙を勝ち抜いてこられた事に唖然とする。そういうのを「刹那主義(せつなしゅぎ)」といって、とにかく場当たりで、条件反射的に、その時その時こなせばいいと言う考えである。知の退廃である。

 昔よく3000m級の山に出かけたが、もうこれは「備え」がなければ、「憂い」だらけで、一度など、四國の低山(と言っても2000m近くある)をなめてかかって、台風に直撃され、無人小屋で(そこは風の抜け道で、過去そこの小屋も風にもっていかれた事がある)約二日間閉じこめられ、死にかけたことがある。断食の経験があるので、一ヶ月は水があればたった一人山中でいられる自信はあるが、それは最後の最後の話である。その時も、いつもの食料とは別パックで予備食を習慣で持って行っていた。これでじっとしていて、台風をやり過ごせばよかった。やっぱり「備えあれば憂いなし」なのである。













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