|
お気楽人間の日々徒然。
日記の目次へ|過去|進む
今日はHULAのレッスンだったんだけど、 家の用事やおつかいをこなすのでお休み。地元をぐるぐると動き回る。
思いがけず知り合いとバッタリ遭遇してお茶したり、なかなか充実の午後。
夕飯はゴーヤーチャンプルー。 緑の濃いゴーヤーは苦味が強くて美味しい。苦いのに美味しいなんて不思議だよね。
夜は久々にのんびりと「田舎に泊まろう」を見る。
有名人がアポなしで民泊するという強引かつスリリングな設定は 単にその土地の風土や人との触れ合いだけでなく、 触れ合った人の人生模様まで垣間見ることになる。
代々受け継がれてきた畑を継いだ夫婦。 山川豊に聞かれてかつては田舎を離れてみたかったと思ったことがあると 言っていたご主人だったけど、彼が丹精こめて育てている赤牛たちの 美しい顔立ちと毛並みや、広大な畑に青々と力強く育つ野菜を見れば、受け継いだものを とても大切にしていることが一目でわかる。
そしてチャック・ウィルソンの訪れた兵庫県の種物屋のおばちゃん。 とっても働き者なおばちゃんは、10年前に息子さんを白血病で亡くし、 3年前にはご主人を亡くしてたった一人広い家に住んでいる。 重いものばかりを運ぶ配達の仕事を手伝ったり、 「収穫より育てる過程が何より好き。」という彼女の畑で採れた野菜をふんだんに使って 一緒に料理をしたり、一日中一緒に動き回ったチャックに 「おばちゃんにコキ使われてクタクタやろ(笑)。」とコロコロ明るく笑う彼女が 時折見せる寂しげな表情が印象的だった。
人に気負いを感じさせない素朴な優しさと明るさ。 「てにをは」がメチャクチャな珍客(笑)を、楽しそうに迎え入れる彼女。 それが出来るのは二つの悲しみを通り抜けて痛みを知ってきたからなのだろうか。
人になかなか優しく出来ない私は、 その分だけもっともっと人の痛みに敏感にならなくちゃいけないんだろうな。 そんな風に考える、ちょっと胸の痛い夜だった。
|