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お気楽人間の日々徒然。
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| 2003年11月15日(土) |
角松敏生@横浜アリーナ |
昼からTASリハ。 相変わらずメンバーがなかなか全員揃う事の出来ない状態が続いているが イマイチ決まらない曲をいくつか、集中して練習。 とりあえず、今日できるだけの形にはしたと・・・思う。^^;;
リハ後、新横浜へ。横浜アリーナにて角松敏生のライブ。 もともとライブに行く予定をしていたちょこちゃんから、チケットが余っていると聞き、 昨夜、急に行く事を決めた。もちろん、昨日に引き続き予習全くなし状態であーる。^^;
後で知ったのだが、 今日のライブは2年前に台風で中止となった20周年ライブのリベンジだったのだそうだ。
そう知って、思い返してもよく分かる。 その積年の想いを晴らすが如くの豪華な内容、豪華なメンツ。 「メンバーにお金をかけたので、音と光のみでステージをお贈りいたします。」 と、お茶目にコメントする角松さん(笑)。^^
天守閣みたいな高い位置に鎮座ましますドラムセットには村上ポンタさん。 パーカスは田中倫明(ミチアキーノ!)さんだし、ギターは浅野祥之(ブッチャー)さん。 ベースは青木智仁さん。Keyは2人いて、小林信吾さんと友成好宏さん。 そして女性コーラス2人。
ブラス隊はSax2名、トランペット2名、トロンボーン(佐野聡さん)1名 そして・・・なんてったってあーた、 ブラス隊には我らがショウちゃん(春名正治さん)がいるもんね!^^ 遠くからでも分かる立ち姿。そして、その・・・音。^^
ステージ始まって間もなく聴こえたのは、フルートの音^^ そして熱くて男気のあるSaxソロ!あまりのかっこよさに・・・鳥肌がたってしまった。 4時間近いライブに、何度となく春名さんのSaxソロでメロメロにされる私とちょこちゃん(笑)。 しかも、南條SOULでソロをやる時によくやるフレーズが聴こえて 思わず顔を見合わせておおはしゃぎしてしまった(笑)。 あたしゃこの音に飢えてたんだよ(笑)! ライブ後半にはコンガも叩いておられました。^^
メンバーさん達のめいめいの演奏に鼻息を荒く聴きつつ、 角松さんの歌声と、痛快なMCを堪能(笑)。これがまた淡々と可笑しくよーしゃべるんだわ(笑)。
ゲストには杏里が登場。 いきなり、生「オリビアを聴きながら」。そして、生「悲しみがとまらない」。 いや、生なのは当たり前なんだども(笑)。 また「悲しみが−」のホーンセクションがどえらいカッコ良くって 「うわ、ホンモノの生演奏だ!」と、忙しく感激しておりました(笑)。
それから・・・紙飛行機を飛ばすの、初めてみました。^^ ある曲のあるフレーズで、観客が一斉に紙飛行機を飛ばす。 それが1回じゃなく、何度も何度も。 開演前に、近くの人が折ってたんだよね、何機も(笑)。 あんなにいっぱい・・・って思ってたんだけど、いっぺんでナットク(笑)。
ふわっ・・・と飛び上がるのが綺麗で。 んで、後ろからどんどん飛んでくるのが落っこちてくるので、 私も便乗して飛ばしてみたり。^^
最後の方では角松さん、フェイントでそのフレーズを何度も歌って煽って。 その度に紙飛行機を飛ばすみんなを面白そうに見ている。 しまいには、「ずっとやってれば?(・_・)」と、観客をからかっておりました(笑)。
いったい何曲やったろう? バンドメンバーフィーチャリングのコーナーも挟みつつ、 ものすごい盛りだくさんだった。
ライブ本編が終わって、アンコールも終わって、 客電が点いたというのに鳴り止まないアンコールの拍手。 長い長い時間が経って、ステージに再びライトが点き、角松さん、ポンタさん、 青木さん、ブッチャーさんの登場。
「20周年は終わったので、次の自分でいいですか?」というような事を言って 今年リリースされたという曲を歌った。
そして・・・一人になった角松さん。 「これから、ちょっとすごいことやりますので、みなさん少しの間だけ、大人しくしていてくださいね。^^」 と言って、ステージ横から客席へ降り、通路を通って向かうはセンター席中央のPA。 小さなステージに乗り、アコギ1本で歌い始めた。 1番を角松さんが歌い、2番は全て・・客席へ委ねた。それに答えて優しく歌う観客。 私はその曲をしらないけれど、こんなに広いアリーナの会場が一つになったのを感じ、 暖かく小さな宇宙の真中にふわふわと浮かぶような感覚になった。 感動的なライブのラスト。
一方ではあんなに大規模なステージをさばき、 そして一方ではこんなに親密感のある世界も作ってしまう。すごい人だ。
ライブの合間のMCで何度か言っていたと記憶しているのだけど、 今思えばナマイキな、と思えたりした昔の自分。 でも、その積み重ねの上に今の自分がいるのだと。 おそらく今、とても充実し、しっかり前を見て歩いているんだと思う。
「過去に感謝して明日を向いていきたい。」
しめくくりのこのひとことが心にしみた夜だった。
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