NINJA-TOOLS

お気楽人間の日々徒然。

日記の目次へ過去進む


2003年10月08日(水) 平松八千代(下北沢440)

3度目のソロヤッチー。生・平松八千代。

今回はつんちゃんのベースが加わったことにより
小田原さんもパーカスからドラムセットに変え、
アコースティック色の強かった今までと比べ
よりバンドサウンドに仕上がったヤッチーの音楽の世界。

いやあ、痛快。^^
更にオトコマエ度が増した気がする。

新たな曲も加わり、相変わらずシブイ選曲。
彼女の選曲は、毎度ながらとても楽しい。カルメンマキ&オズの曲は良かったなぁ。

グレッチの・・・ナッシュビル・・かな?飴色に輝くすごく綺麗なギターを
「今日はな、グレッチ持ってきてんっっ!」と、嬉しそうに勇ましく担いで
ニコニコと楽しそうに弾く。対照的にギブソンの美しいアコギをつま弾きながらの「ひなぎく」とかもすごく良くて。

中音域(という表現、正しいのかな?)の太い伸びのある、
独特のビブラートのかかる声から高音域のファルセットボイスに裏返るあたりとか、すごく好きだ。
1stライブよりは2nd、そして2ndよりは今回、、、と、どんどん彼女の声の魅力が前に出て来ている感じがする。

1stステージにはちょっとアクシデントなんかもあり、
ホントなら3rdライブにして初エレキ・ソロ披露!となるところが
ご本人曰く「(音量・音色の)フットペダルを自分で扱えないのでお願いしていた」スタッフさんの方で
ハプニングがあり、操作がうまくいかず、おっ・・・音がっっ・・・・でないっっ・・・^^;;;;

苦笑いでずっと後方を気にするも悲しくソロ部分は終わり・・・・やがて・・・・曲も終わり・・・^^;
ちょっぴり悔しそうにいきさつを説明していたヤッチーに、客席前方の壁側の奥まった関係者席から
「ソロ・・・聴きたいなぁ〜〜〜〜〜」とダダッ子の様におねだりする、
某20周年のあーゆーれでぃーなお方の声が(笑)

という事で、その曲を最初っからやる事に!!(笑)

そこからなんとなく、
ヤッチーの緊張の力がフッと取れたような、そんな風に見受けられた。^^

今回から参加のつんちゃんは、
いつものフェンダーのベースとフレットレスのベース(どこのかワカンナイ)の2本を曲によって使い分け。
つんちゃんがロックやソウルをやっている時のベースも大好きだが、
このフレットレスのベースもまた大好きなのだ。

前にこのベースを聴いたのは、誠さんの辻堂とか、ランドマークのミニライブとか。
当然ながらバンド構成やライブ内容でこの楽器を選んでいるんだろうけど
ほんとに甘くて、優しくて、暖かくて、、、誠さんの歌声ともすごくいい感じに絡んでいて。
(特にSmile And Sleepとか、今僕とか。)
1stステージではSOYの曲に合わせてベースソロなんかも登場。うんうん、いい感じ。^^

2ndステージの最初は、前回にもやったヤッチーのオリジナル曲のアカペラをストンプとクラップで。
タイトルはまだついていないのかな・・青空の下、大地にしっかり足をつけた彼女の姿が見えるよう。

そして大好きなU2の I Still Haven't Found What I'm Looking For また聴けて嬉しい。^^

さてさて、この辺になってくる頃にはメンバー同士の雑談というかトークも炸裂(笑)。
宮原芽映さんの歌で、傷心旅行でアンダルシア地方を旅する「アンダルシア」という曲を
紹介する時に、「傷心旅行て・・・・・行った人・・・(笑)!」と観客に聞いた後、クルッと左を向いて

「深町さんは行ったことあります?」

いきなりの攻撃に
ふかまっちぃってば、目を真ん丸に見開いたまま固まってしまった(笑)。ほんとに硬直状態で(笑)。
その顔が高見盛だ!と言う事で小田原さんがトコトン、トントントン!と
相撲の太鼓の叩きマネ(笑)。でもふかまっちは例のモノマネはやんなかったけど。^^;

ちなみに・・・・以前、ふかまっちご本人に聞いた話では、
「高見盛ネタは、もう僕の手を離れたからなぁ。^^;」だそうで(笑)。

小田原さんもぼそぼそぼそ・・・と、しょっちゅう後ろでMCに参加するでもなくしゃべっていて
「なにさっきからしゃべってはるんですか?^^;;」とヤッチーに突っ込まれたり(笑)。

つんちゃんは、
家から30cmぐらいの食い倒れ人形を持参して、ベースアンプの上に置いていた(笑)。
「ヤッチーの応援団」だそうで。^^;;;

そしてそして、例の20周年のあーゆーれでぃーな方の登場!^^

「サイトー・マコトーーーー!!」とヤッチーの掛け声に、まずは無言で

「それは、このあっしでござんす。」

とでも言うかの様な顔をして上半身だけニョキッと関係者席から覗かせてアピール(笑)。
ああもう、すきすきすき(泣笑)!!

そしてそのまま、よいしょとステージにあがってこられたのでした。^^

誠さんがギターのチューニングをしている横から、
ヤッチーの誠さんいじりが始まります(笑)。

ヤ「やぁ〜。かっこええわぁ、そのメガネ。」

そこで、誠さん、すかさずメガネをはずしてしまう(笑)。(天の邪鬼さん)

ヤ「え?なんで??取っちゃうのん?褒めようと思ってたのに・・・」

無言でチューニングの誠さん(笑)。

ヤ「細工とか綺麗で、なぁ〜、とても・・・・・・には見えへんわぁ・・・」

更に無言。

ヤ「とても・・ん・・・ぅ・・には見えへんわぁ〜」

ヤ「とても老眼鏡には・・・」

誠「うるさいよっっ!!(笑)」

気を取り直してヤッチー真面目に、

ヤ「今日は誠さんと一緒にセッションできて、ほんま・・・幸せです。^^」

と言えば、誠さんも真面目に

誠「どうも、ありがとうございます。^^」

と返事した後、すかさずギターを構えて

ティロリロティロリロ・・・・(「天国への階段」の冒頭)

反撃かい(笑)。

オタクら漫才コンビかと(笑)。
ネタ帳、作ってんのとちゃうかと(笑)。

大爆笑の会場の中、「またそれかよ。」みたいなふてくされ顔で
次の演奏を黙って待つつんちゃん(笑)。「フンッ!」とか鼻まで鳴らしてるし(笑)。

ちなみに、こんな顔。→ ( ̄〜 ̄)フンッ!!

そこで誠さん、反撃の矛先を・・・つんちゃんへ(笑)

誠「角田ぁ・・・、お前なら傷心旅行行ったことあるよなぁ?」

誠さん、とっても嬉しそうです(笑)。
つんちゃん、反撃叶わずじっと言われるがまま(笑)。
思わず・・・傷心の涙を温泉で洗うつんちゃんの姿を想像・・・(笑)。

そんな大爆笑で「とっ散らかった」MCだったのに、
その後のBonnie RaittのI Can't Make You Love Meでは
どこまでもしっとりと切なく、演奏する皆さん。。。

この曲はほんとにすごかった。聞き惚れてしまった。
ヤッチーの澄んだ声、その後ろでつんちゃんのフレットレスベースも甘く歌う。
誠さんのギターソロの、ギターが渋く泣くことといったら・・・。
この歌の切ない感じが曲全体からにじみ出てくるような感じだった。

ライブの中でイチバン印象的だった曲の一つかな。^^

このライブやアロフェスなどでもお馴染みになったミッシェル・ブランチのThe Game of Loveでは
誠さんを「カルロス・サンマコ」と呼び、自分を「ミッシェル・ブラッチー」と呼ぶヤッチー(笑)。

Sheryl Crow の Everyday is a Winding Roadなどでは思いも寄らなかった
440でのスタンディング状態で大盛り上がり。ほんとに楽しくて盛り上がった!!^^
やはり、ノリが良くてカッコイイからこの曲では前からずっとウズウズしてたんです。
誠さんも、立っちゃえ立っちゃえ!と、どんどん私達を煽る。^^

この曲の誠さんのギターソロ、痛快で気持ち良かったなぁ。^^
ソロ前の「そろそろ!ききたい!誠の!ギターが!」ってヤッチーの掛け声も楽しかった。^^

最後、2度目のアンコールはヤッチー一人で。
ギターを弾きながらSOYの「りんご」。

演奏前に、「最後は一人でごめんなぁ。。。^^;」なんてヤッチーは言っていたけど、
この歌がなんとも言えず・・・すーっとココロに入って来て、じんときてしまった。^^

本当に楽しくて、暖かくなるライブだった。次回が待ち遠しいばかりである。


紗璃 |MAILHomePage