時折。
やはり自分の死が世界の終わりじゃないかと思ったりする。 世界は続いているのではなく、自分の中に世界がある。
生まれ落ちた瞬間に世界が発生し、死んだ瞬間に世界が終わる。 人が生まれる度に、それぞれの世界の再構築が行われるため、 だから学ぶことこそが人間の特徴である筈が、 実際大切なことはこれっぽっちも学んではいやしないのではないかと。
受け継がれた言葉が実感として体感出来るまでに、どれだけの年月がかかるか。
結局は何も受け継がれてはおらず、ただただ無数の世界の始まりと終わりが、 すれ違っているだけなんじゃないか。
利己主義になりすぎて、世界がより分断されている気がする。 だからといって、民主主義が悪い訳じゃなくて、 学ぶことの出来ない種が悪いんだろう。
自分の居場所が欲しくって、 そして手に入れたらそのことを忘れてしまって、 自由を履き違えてる。
結局わたしも、安全なところにいる人間が、安全であることを誇っているだけなんだろう。
こんなわかったような物言いをする自分なんて嫌いだけれど、 それでも。
11日を思うに、留めておきたいと思うのでした。
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