あ い の う た 。



2009年11月13日(金)  雫


かなしみの向こう側にあるものを

私は まだ

見つけてられていない。





薄れるどころか

日に日に

強く 根をはっていくような

遣り切れなさとも

上手く付き合っていくしかないし

そうしなければ、ならない。





かなしみを

優しさで埋め尽くしてやろうと

意気込んだのも

束の間。





ひと は 忘れる生き物だし

弱い、し。





もう、無理。

理由はそれだけだった。

明日のことを考えずに

ゆっくりと

休みたかった。





少し、のんびりしすぎたような気もするし

まだまだ 足りないような気もする。





それでも

あなたは

きっと何処かで見てくれているし

こんな私を望んではいないだろうし

それでも 許してくれるような気もするんだけど、

だけど

せめて

優しさだけは

忘れてはいけないよね。





あなたが

私に与えてくれたものは

この手に余るくらい、ある。




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