オクラホマ・スティルウォーターから

2001年10月03日(水) キャンパスで

 里帰りして、今度アメリカに入国する時に必要な書類にサインをしてもらいに学校の留学生センターのオフィスに行った。担当の人は会議があっていなかったが、サインをしてもらったら取りに行くのでメールをくれるようにお願いした。

 オフィスの建物を出たところで女の子に呼びかけられた。梨奈に話し掛けていたのが日本語だったので、「日本人の方ですか」と聞かれた。その女の子はKさんといって新入生だった。お母さんには以前お会いしていたのだがKさんにはまだ会っていなかった。ニューヨーク州のある町の高校に行ったらしく、アメリカは4年目だそうだが、自然体でとてもアメリカの生活に溶け込んでいるようだった。この違いは何だろう、、、。やはり年齢差だあ。若いということはすばらしい。気がつけばこの年齢になり、だんだん守りの体制に入っている。

 Kさんと別れて、図書館の前を歩いていた時、杖を持っているアジア系の男子学生を目にした。目が不自由らしい。それも芝生の方に歩いていったりしていてとてもぎこちなく歩いているから、きっと新しい学生なのだろう。それで人が近づいてきたのがわかったらしく、中国人と見られる女子学生に「CONANT HALLはどこですか」と聞いていた。アメリカの大学ではだいたいの建物に人の名前が付いている。CONANTもその一つである。女子学生は理解できなかったらしく、男子学生は逆の方向に歩いている。私はもう一度「どこの建物ですか?」と聞いてみた。やはりCONANT HALLだった。図書館のすぐ隣にある建物である。結局私は左手でベビーカーを押しながら、右手でその男子学生の背中を支えて、建物へと歩いた。「ここに段がありますよ」といって段を上ったら、まだ石段が何段かあったので、「まだ階段がありますよ」といったら、「知ってるから大丈夫です。ありがとう」と言って、無事中に入っていった。

 目が見えていれば、どこに何があって、この道を歩けばここに行けるというのがわかっている。見たものを空間的、立体的なイメージで頭にインプットする。目が不自由であるというのはなかなか大変だなと思った。
 


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