昨日の夜には日本時間に合わせて母から「お誕生日おめでとう」の電話があった。何歳になっても必ず母は誕生日を祝ってくれる。私が感謝をする日でもある。風の強い日の夜に生まれたのは知っているが、風が吹いていたからかとてもきれいな星空だったそうだ。母曰く「それも言うとこうと思って」。
ネジャーティが覚えてくれてなさそうだったが、日本にいる友人がインターネットで誕生日カードを送ってくれたりして誕生日の12時を迎えてから寝たのだが、ちょっと起きるのが遅かったので、10時から始まる日本のニュースで台風の様子を見ていた。すると、学校からネジャーティが電話をかけてきて、大変なことになっていると言う。飛行機がビルに激突したらしいから今からテレビを見に戻るといって5分ぐらいして戻ってきた。そういえばインターネットでなんかそんなことが書いてあったなあ(英語で)、と思いつつテレビをつけたら大変なことになっていた。
ニューヨークのワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んで1時間後には2つともビルが崩壊するなんて、、、。ダイハードの映画でニューヨークがテロの地になったが、映画どころではない。そして民間人が巻き添えになるなんて許せない。
「何でこんな日に、、」とネジャーティに言ってみたが、一向に誕生日に気づくこともなく、このまま黙っておこうかと思ったが、「友達からメールが届いたよ」とインターネットの誕生日カードを見せた。そして「Happy Birthday」の文字に一瞬しかめた顔をしたあと自分のデジタル時計をみて "Oh, my God!"と頭を抱えていた。そして「ウッキー」と手を頭にお猿さんの真似。どうも男の人は日にちを覚えるのが苦手のようである。
6月までマンハッタンに住んでいた友人に電話をした。以前の住居はそんなに近くはないがそれでもマンハッタンの中心だった。それで友人は大丈夫だったが、旦那さんの同僚の知人(と聞いたように思う)がビルの1つに突っ込んだ飛行機のパイロットだったそうだ。あまり他人事ではない。またもう1つのビルに突っ込んだアメリカン航空のパイロットはこの近くの町に住む人だった。確かに2機はボストンのローガン空港から飛んでいる。日頃からセキュリティーには厳しいのにどうやって潜り抜けたのだろう?
朝早い飛行機だから、日本行きの飛行機の乗り継ぎのために朝早く出発する日本人もいるはず。去年の秋には両親が初めて海外旅行でアメリカにきたし、もしそんなことが起こったらと思うとぞっとする。乗っていた人はどんな気持ちだっただろうか。
テレビを見ているだけでも神経が高ぶって、自分の誕生日を祝うどころじゃない、といっても1年に1回しか来ない誕生日なのに、、。
お昼を食べたらネジャーティはまた学校に行って、何回か電話がかかってきた。日本にいる友人からプレゼントが届いていたようで、それをそのまま学校に持っていったらしい。
3時半からはここの大学の芝生でキャンパスピクニックといってハンバーガーや飲み物などを無料で配布して大学生に楽しんでもらうというイベントがあった。それだけは中止にならなかった。帰ろうと思っていて、梨奈を真ん中にして歩いていたら、少しぶらさがる状態になった時、ネジャーティが少し上に引っ張って音がした。腕が動かせないようですぐに病院に行った。初めてレントゲンを撮ってもらったが、肘が抜けてたようで、先生が肘を回して肩のほうに肘を曲げたら入った。梨奈もすぐに腕が動かせるようになった。
テロといい、梨奈の肘が抜ける事件といい、とんだ誕生日だった。今日の夜はMさんがくることになっていて、病院から戻ったらMさんの置手紙があった。謝りの電話を入れて、また足を運んでもらうことになった。
日付が変わる前に母から電話があって、とんだ誕生日になったねえと話した。せっかく誕生日きっかりにとどいたプレゼントも、ネジャーティが睡眠に入ってしまったので、ネジャーティのオフィスで私に開けてもらうのを待っている。
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