夕方ネジャーティが近所に住むMさんをバスターミナルまで迎えに行った。Mさんはオーストリアの旅行から帰ってきたのである。 ちょうど夕飯の時分だし、ということで、うちにお呼びして夕飯をともにした。
Mさんの滞在した街はアーノルド・シュワルツネッガーの出身地で、一番有名なアメリカ人らしい。街の人も彼を誇りに思っているそうだ。
私も卒業旅行でオーストリアのウィーンに立ち寄ったことがある。ウィーンも印象に残った街で、2月に行ったということもあってか、とても静かでシックな街である。後輩に「ザッハートルテを食べてきてくださいね」といわれていたので、喫茶店に入って、ザッハートルテを注文した。ザッハートルテとはチョコレートケーキのことである。 ウィーンフィルハーモニーの演奏も聴きに行った。立見席で400円程度で、翌日は弦楽器演奏を聴きに行った。それでも1600円ぐらいだったと思う。
Mさんが帰ってしばらくすると、ドアをノックする音がした。開けてみると、トルコ人のカディールである。明日トルコに帰るから挨拶にきた、というので中に入ってもらった。いつもなら夜はネジャーティは学校に行っているのだが、今日はたまたま家にいて、ネジャーティはカディールと話をすることができた。
カディールは海軍からきていた学生だった。ここの大学の工学部にトルコ人教授がいて、海軍に声をかけていて、毎年だれか来ている。カディールもその口で、2年前に来ていた。 今後はアンカラにある本部で働くそうである。独身で今のところ海軍のアパートに入れないから探さないといけないらしい。
そんな話をしていて、梨奈もとてもなついていた。カディールが梨奈がもっていた本のカバーの写真を指差して "Nice?" と聞くと、"Nice." と返してびっくり。2、3回はっきり言ったのでうれしくなったが、やはり英語が先に出るのにちょっとショック。それでも日本語の単語は知っている。「ごちそうさま」は「だだー」っていうし、、、。でもはっきりじゃないかぁ。
楽しい夜のひとときだった。
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