オクラホマ・スティルウォーターから

2001年04月23日(月) 取れた

 昨日より少し涼しいがいい天気なので、昼過ぎに外に散歩に行った。
ここのアパートのオフィスによってから、そのまま学校のキャンパスに歩いていくと、女の子が3人いて、1人が大きな犬といっしょにベンチに座っていた。梨奈は自分より大きいその犬に近づいて鼻をさわったりしている。怖い怖い。でもアメリカの犬は大きくても吠えたりしない。堂々としていておとなしいのである。逆に小さい犬の方がよく吠えるのである。
 その犬は私のところにもきたのでなでてやると、梨奈も同じようになでてやっている。抱きつけないものの、抱きつく仕草をしている。

 きりがないので、「バイバイ」と言ってその場を離れたが、梨奈はまた犬のほうに行こうとする。今度は抱き上げて、ネジャーティーの学部の建物に向かった。
 その途中に一本桜の木があって、つぼみもほころび、もうすぐ咲きそうである。
しかし枝が高いところにしかなく、見上げる形である。桜の下でお花見ができる雰囲気ではない。なぜならすぐ近くに大きなごみ入れがあるのである。

 そしてネジャーティの学部のそばを通って帰った。ネジャーティはちょうど授業なのでオフィスにいないことに気がついた。いれば寄るのだが、、。

 今日は書くのはそれぐらいだろうと思っていたら、もうひとつ書くものができた。それは以前から探していた医療福祉カードが見つかったことである(3月18日の日記参照)。明日梨奈の健康診断があって、カードが必要なので(なくてもカードの番号はあるので大丈夫だが)、もう1度探してみることにした。セントラルヒーターの吹き出し口には何枚もの小さい金属板が縦にあるのだが、その金属板の向こう側の指も入らない隙間に入っていることがわかった。なぜわかったかというと、吹き出し口の下にも隙間があって、そこは指が入るぐらいの大きさで、その隙間に指を入れるとプラスチックのものにさわった。ひとつはジャンクメールで来たCD-ROMで、それは大きいから何とか出せたのだが、もうひとつ何かあることに気づいた。そしてそれが医療福祉カードだと言うことがわかった。

 さて、どうやって取り出すか。下からは出せない。左の方にずらしていけば金属板がないところがあるのだが、どうも絨毯のはしに引っかかったり、途中に引っかかりがあったりして、それはできず、上から取るしかなかった。

 私はあんまり考えるのは得意じゃないが、何かの修理とか細かいことに関してはとても得意である。またその反面、何かの拍子に「どうやってこわしたの?」ということも仕出かしてしまう。
 以前、高校で図書館で貸し出し業務にあたっていた時、カウンターの中の椅子に座っていた。高い椅子で高さを上下することができるものである。ある日、椅子にもたれていて、背もたれのバネが突然取れた。私はもう少しで後ろに落ちるところだった。見ていた男子生徒に「どうやって壊したん?」と言われ、直してもらったが、バネなので直すのが大変そうだった。
 またフロリダのアパートに住んでいた時は、上下に動く窓を上に開けたとき、拍子に外れたことがある。自分で直そうと思ったが無理で、アパートのおじさんに来てもらって直してもらったりした。そういえば、その窓もバネである。
 
 それはともかく、まずペンにガムテープを巻いて取ろうとしたが、ペンが短くてうまく取れない。もっと長くて細いものはないかと考えていた。それで思いついたのはかねの焼き串である。ネジャーティが持っていたもので、下のほうにガムテープを巻いてやってみたが、引っ付かず、反対の部分にガムテープを巻いてみた。反対の部分は誰かが曲げたようで、そのほうが取りやすいことに気がついた。しかしとがった方がこっちにきているので、気をつけなければならない。

 今度はいとも簡単にとれて、大成功。よかった、よかった。この1ヶ月、そのうち出てくるだろうというぐらいにしか構えていなかったが、1ヶ月もかかってしまった。しかし実はもう1枚他のカードがないのである。


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