ジャンル その17「育児編」

育児[新着|ランク]
 子育てパパとママ


先日、馴染みの釣り場近くで熊出没のニュースがあり、新しい釣り場を求め隣町まで遠征釣行。ただ、ここはけっこう山中で、しかもちょいカナダ似で、でっかな熊がサーモンでもくわえてそうな雰囲気。

大人数での釣りというのに最近は熊関連のニュースや話題が多く揃いも揃って臆病になり、定期的に森のくまさんを着メロを鳴らしたり、意味もなく大声で会話したり。やっと場に馴れてきたと思ったら、数人が藪をかき分けてこちらに近づく大きな音を聞いたらしく、その音を聞いた数人があまりに怖がるものだから、忍び足でそそくさと逃げた。

神経質になり過ぎかとも考えたが、山中では自分たちが侵入者。山に対する畏怖を失ってはいけないと思う。人里に身を置くときのような奢りは捨てるべき。

それにしても今年は熊が話題になる。私が住む町は、座敷で熊がりんごを食べ、自転車で通学途中の中学生が熊と衝突した際に足を噛まれ、知人の話ではジャスコのガラス窓に熊の足跡がついていたとか。しまいには冷蔵庫を熊が物色していたなんて噂まで聞こえてくる。かなり昔だが近所の幼稚園で熊が木に登っていたこともあった。こわいこわい。

全国ニュースにもなった座敷でりんごを食べていた熊は数日後に駆除された。役場には全国から抗議が殺到したらしい。

子連れの熊に襲われるケースが圧倒的に多い。普段はおとなしい親熊も、子熊を守ろうと凶暴になる。

人里で熊が出没したなら、たいてい危険に晒されるのは自動車免許を持たず、熊と遭遇したときの対処法を知らない子供ばかりだ。

子を守ろうとする気持ちは熊も人も大差がないのではないか。人の親の立場なら「駆除」が正しい判断だと思う。たとえ、ぺたんと座り込んでりんごを食べる熊の姿が愛おしくとも。

2001年06月30日(土)

サポートの秘密日記 / 有住 理
profile:
この日記は、エンピツサポートの内緒話や実験用に使っております。 お気に召して頂けたなら お願いします
フォームメール利用例
ご感想をどぞ。