TALES OF ROSES

2009年11月14日(土) 花束の行方

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元気な「グレンドーラ」
庭の冬支度をはじめました。もうすぐバラも見納めです。




夫は
ビルメンテナンスの会社に勤めています。
毎年 今時期は、清掃チームが午前3時に集合して
商店街のアーケードの屋根の清掃をします。

夜明け前の歓楽街ですから、酔っぱらいの騒ぎがあり
パトカーがきたり、24時間密着の番組さながら・・

ふと 夫は、歩道脇に落ちている花束を見つけました。
紫のリボンがついて、きれいにラッピングされていました。
「パーティのあと 花束を落とした人が?でもなんでこんなに
 花びらが全部痛んでるんだろう?」
夫は不思議に思い、もったいない、と家まで持ち帰ってきました。

それを見て、私は以前、出版社の編集さんに聞いた話を思い出しました。
よっぱらいが目当てのホステスさんに送った花束を、ホステスさんは
近くの花屋に安値で引き取ってもらう・・
それを花屋はまた店に並べる・・。
六本木などではフツウだそうで、盛岡でも同じように
花束のリサイクルがあるのでしょうか。

花びらはどれもこれだいぶ痛んでしました。
ガーベラ、アルストロメリア、カスミソウ、そしてスプレーバラ。
庭の花と違って、花やさん用に作られる花々は人工のようで
造花に近い気がします。

誰かが誰かに送り、それをまた誰かが買って別の誰かに送られ、
何度も店の騒ぎを盛り上げた花々は
最後に道ばたにポイ、と捨てられたのでしょうか。



我が家のバラを足して、飾ってみました。




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