そういえば女性風呂の入り口反対の扉には、 「混浴風呂」と書いてあり そっちに のしのし歩いていく方々もいた。
大昔から、「湯治の湯は混浴」と 決まっているらしい。
廊下に掛けられた赤茶けた古い写真は 男女が一緒にギュウギュウ詰めで湯船につかっている写真だった。
ところで 夫は、先週から 両腕に ひどい湿疹ができていた。
仕事で 草むらの換気扇の鳥の巣の除去をしたとき ほんの3秒ほど、手を突っ込んだ時 ダニにやられたらしい。
両腕のポツポツ無数の湿疹は 赤く腫れ、 「なんだか日に日に数が増えていくみたいだ。」 と かゆみを我慢しながら 夫が 言うので 「病院いきなさいよ」、と 私も毎日言っていたのだが。。
温泉から上がった夫の湿疹は あきらかに、腫れがひいて、黒いかさぶたに変わっていた。
「かあちゃん、これ見て」と差し出す夫の両腕をみて 「うっそーー」と 驚いてしまった。
薬効あらたかなり。
さすが開湯400年の湯である。
湯船に入る手すりも、木製で この宿は全て木造で、金属の手すりとか アルミサッシなどというものも なかった。
そんな木枠の窓なのに、閉めると川の音は小さくなる。
奥入瀬に倒木が目立った この冬の青森の記録的な豪雪を こんな小さな宿は、どうやって耐えたのだろう。
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